日常

ゆっくり味わう

私は昔から、本を読むのがあまり速い方ではありません。頭の中に情景や意味がしっかり浮かぶまで、同じ数行を何度も読み返すことがあります。また、読み進めるうちに心に浮かんだ疑問を考え始め、その答えを探しているうちに、いつの間にか時間が過ぎてしまう...
人間・社会

「少し怒られておく」という余裕の作り方

余裕がなくなっている時ほど、人は「自分の計画を崩したくない」と思いやすくなります。時間に余裕がない時。お金に余裕がない時。体力や気力が減っている時。そんな時ほど、「これ以上無駄にしたくない」という思いが強くなり、自分の中の「こうあるべき」が...
森田療法

森田療法は、なぜ行動を重視するのか

人は、それぞれ違う価値観や立場を持っています。だからこそ、誰かと一緒に生きることは、簡単なことではありません。意見が合わない相手に対して、「距離を取りたい」「できれば関わりたくない」と感じることは、誰にでもあるものです。そして人間は昔から、...
日常

数字を追いかけて、脚が攣った日

本日、「八王子丘陵ファントレイル in OTA」24kmの部に出走しました。一昨年は11kmのショートコース、昨年からは24kmに挑戦しています。昨年のタイムは2時間52分。今回は「2時間40分切り」を目標にしていました。足首の不調は残って...
森田療法

「あの人が悪い」「職場が合わない」の前に

人は、ひとつの性格だけでできているわけではありません。人に気を遣ってしまう人の中にも、「本当は自分の思いを通したい」という気持ちがあります。真面目で働き者の人の中にも、「今日は休みたい」「怠けたい」という願望があります。どちらか一方だけが存...
精神医学・精神医療

ストレスを「避けるもの」とだけ考えていませんか

「ストレス」という言葉は、日常の中でとても気軽に使われています。しかし、その現代的な使われ方には、少し気になる偏りがあります。不快なものだけがストレスなのか私たちはつい、「嫌なこと」「つらいこと」だけをストレスと呼びがちです。けれど、例えば...
人間・社会

「未熟さ」を持ち運べるということ

人間とAIの違いについては、さまざまに語られています。体があるかどうか、個体としての死があるかどうか――そうした違いは確かに大きいものです。けれども、日々の臨床や生活の中で感じるのは、もう少し別のところにある違いです。それは、「未熟な状態か...
日常

月間300km走るということ

フルマラソンを3時間以内で走る、いわゆる「サブ3」。その目安として、「月間300km」という言葉を耳にすることがあります。私自身も、かつてその数字を目標にして走っていた時期がありました。けれど、実際にやってみると、思うようにはいきません。ポ...
仁泉堂医院

新しい視点が生まれる場

私が2日に一度のペースで記事を書き続けられるのは、仁泉堂での対話が、私に新しい発見をもたらすからです。ある患者さんが、職場でも家でも騒音に悩まされていました。「どこか別の静かな場所を探してみてはどうでしょうか」そうお伝えして、その日の診察は...
日常

目を逸らさないだけで

植物たちが元気になる季節がやってきました。昨年、私は、家の庭を放置しすぎてしまいました。その結果、猫に糞をされたり、アシナガバチに巣を作られたりと、なかなか痛い目に遭いました。冬の間にある程度は整えましたが、思っていた以上に重労働でした。今...
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