自然適応療法

仁泉堂医院

スロー・メンタルヘルス・第②回― 心の問題にも「スロー」という選択を

前回は、「スローシティ」という考え方を紹介しました。早さ、安さ、便利さばかりを追い求めるのではなく、地域の文化や自然、そこに暮らす人々の生活の質を大切にする。そんなスローシティの考え方は、私たちの暮らしを見直すきっかけになります。私は、この...
仁泉堂医院

スロー・メンタルヘルス・第①回 ― 便利さから少し離れる暮らし

みなさんは、「スローシティ」という言葉をご存じでしょうか。「ファストフード」という言葉なら、聞いたことがあると思います。早さ、安さ、便利さを追求するファストフードに対して、食材の質や伝統的な調理法、食の安全性、そして食事をゆっくり味わう豊か...
人間・社会

人生は100点でない方が安全

テストの点数なら、80点より100点のほうが優れているように見えます。不正解があると、がっかりすることもあるでしょう。できれば、すべて正解したいと思うのも自然なことです。ところが、性格や人生、人間関係については、必ずしもそうとは限りません。...
森田療法

そろばんを手放すとき

私が小学生だった頃、算数の授業で、そろばんを習う時間がありました。今では、学校の授業でそろばんを使う機会は、ほとんどなくなっているようです。私が小学生だった当時も、すでに電卓はありました。そのため、そろばんを真面目に習おうという気持ちには、...
仁泉堂医院

サイコセラピー(心理療法)とは、自由な場をつくること

最近、サイコセラピーとは何なのかを、あらためて考えています。心理療法には、さまざまな技法があります。認知行動療法には認知再構成や行動実験があり、精神分析には解釈があり、森田療法には「あるがまま」の態度や作業があります。それぞれに理論があり、...
仁泉堂医院

働かせてもらっている

ある患者さんが、お子さんの反抗期について話してくださいました。その流れで、「ご自身の反抗期は、どんな感じでしたか」と尋ねると、その方は少し考えながら、生い立ちを語ってくれました。両親は仕事で家を空けることが多く、自分は祖母に育ててもらったと...
日常

赤城山を走り終えて

7月26日(日)、赤城山トレイルランニングレースに出走しました。5月末に膝の靱帯を損傷して以来、自重トレーニングとロードランニングを中心にリハビリを続けてきました。しかし、水沢山での本格的なトレイル練習を再開する機会はないまま、本番を迎える...
文学・芸術

本が私を呼んでいた日 ー 水木しげると「自然に任せる」ということ

先週の金曜日、私は高崎駅の構内に立っていました。14時14分発、湘南新宿ライン特別快速小田原行き。発車まであと12分。新宿まで約2時間。「何か本でも読もうか」そう思い、足は自然とくまざわ書店へ向かいました。滞在できるのはせいぜい5〜6分。直...
日常

人の手が加わっていないものを探す

部屋の中にいると、ほとんどすべてのものに人の手が加わっていることに気づく。家具、壁、照明、床。どれも誰かが設計し、作り、運び、配置したものだ。では外に出たらどうだろう。ベランダの鉢植えも、庭木も、人が植え、剪定している。森の木々でさえ、よく...
人間・社会

ネコに比べて、人間は本当に賢いのか

ある日の診察で、患者さんからこんな質問を受けました。「先生、そんなに気まぐれに生きていて良いのでしょうか?」その方は、周囲に合わせられない自分を責め、「一貫性がない」「人として未熟なのではないか」と感じていました。私は少し間をおいて、こう聞...
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