仁泉堂医院

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脱線はありません

私は診察室で、患者さんが日常生活の中の何気ない出来事を、ゆっくり丁寧に話してくださる時間をとても大切にしています。ある患者さんは、ご自身の好きな音楽について、生き生きと語ってくださいました。話し終えたあと、その方は少し申し訳なさそうに、「す...
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理由を探しすぎない

人間の行動は、迷いの中で決められています。例えば、トレイルランニングの練習で山へ行く予定を立てていた日に雨が降ったとします。予定通り行くか、それとも中止するか。その判断には、次のレースの日程、現在の体調、仕事の都合、振り替えられる日があるか...
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忘れていた行動の選択肢を取り戻す

仕事に追われ、疲れ切ってしまい、「何か新しいことを始めようという気力が湧かない」と話す私と同世代の患者さんがいました。そこで私は、「もし疲れ切っていなかったら、何をしてみたいですか?」と尋ねてみました。しばらく考えた後、その方はこう答えまし...
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百人一首に学ぶ、感情を語る言葉の豊かさ

私が中学生の頃、国語の授業で百人一首を学びました。高校時代には校内のかるた大会で準優勝したこともあり、百人一首は私にとって身近な存在です。今では数首しか暗記していませんが、先日、患者さんのお子さんがかるた部に所属しているという話をきっかけに...
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変化と正解のあいだで

先日、仁泉堂将棋大会の運営を手伝ってくださっている患者さんと話をしていて、興味深い気づきがありました。その方は最近、「自分の得意なことと苦手なことは何か」と尋ねられる機会があったそうです。その流れで、以前は数独にかなり没頭していた時期がある...
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新しい視点が生まれる場

私が2日に一度のペースで記事を書き続けられるのは、仁泉堂での対話が、私に新しい発見をもたらすからです。ある患者さんが、職場でも家でも騒音に悩まされていました。「どこか別の静かな場所を探してみてはどうでしょうか」そうお伝えして、その日の診察は...
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おさんぽ会を開催

4月29日(昭和の日)に、仁泉堂の「おさんぽ会」を開催しました。今回は欠席の方もいましたが、私を含めて5人で、私の母校である 群馬大学 周辺をゆっくり散歩しました。道を歩きながら、学生時代の思い出をたどっていると、水路のそばで参加者のお一人...
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黒いピースも、人生の一部かもしれません

ある患者さんとの対話の中で、今も印象に残っているやり取りがあります。その方が、ふとこんな言葉を口にされました。「生活のひとつひとつの体験は、パズルのピースのようなものだと思うんです」その瞬間、私の頭の中には一枚の黒いピースが浮かびました。見...
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同じ立方体、違うかたち ― 個別性と学びのあいだで

立方体の展開図は、全部で11種類あります。そのうちのいくつかを、実際に描いてみました(写真)。同じ立方体でも、ここまで形が違う。頭では理解していても、改めて並べてみると興味深いものです。ある小学生のJ君が、先生から「展開図を描いて、立方体を...
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その不調、本当に“治らないもの”ですか?―神経症と精神病の違い

過敏性腸症候群、心因性頻尿症、赤面症、確認強迫、強迫観念、予期不安、抑うつ状態など――実は、治療可能な心身の不調は数多く存在します。しかしながら、現在の精神医療は、それらを「治す」方向に十分に向き合えているでしょうか。初期の段階から薬物療法...
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