仁泉堂医院

忘れていた行動の選択肢を取り戻す

仕事に追われ、疲れ切ってしまい、「何か新しいことを始めようという気力が湧かない」と話す私と同世代の患者さんがいました。そこで私は、「もし疲れ切っていなかったら、何をしてみたいですか?」と尋ねてみました。しばらく考えた後、その方はこう答えまし...
仁泉堂医院

百人一首に学ぶ、感情を語る言葉の豊かさ

私が中学生の頃、国語の授業で百人一首を学びました。高校時代には校内のかるた大会で準優勝したこともあり、百人一首は私にとって身近な存在です。今では数首しか暗記していませんが、先日、患者さんのお子さんがかるた部に所属しているという話をきっかけに...
森田療法

身体からのメッセージに耳を傾ける

「明日は大事な仕事があるのに眠れない」「絶対に休めないのに頭が痛い」このような悩みを抱えて医療機関を受診される方は少なくありません。そして、多くの方が「何とか症状を消して、予定どおり動けるようにしてほしい」と考えています。しかし、私は少し違...
人間・社会

がんばれる日も、がんばれない日もある

私は時々、「誰もがその時に必要なだけ頑張ればよい社会になったらいいのに」と思うことがあります。私たちの社会には、「健康な人は頑張るべき」という前提があるように感じます。仕事で疲れていても、接客業であれば笑顔を求められることがあります。人を支...
人間・社会

「YESかNOか」だけでは答えられない

「日本人はNOと言えない」そんな指摘を耳にすることがあります。確かに欧米文化では、自分の意見や立場を明確に表明することが重視される傾向があります。一方、日本人は曖昧な表現を好み、はっきり答えないと言われることがあります。しかし、本当にそれは...
日常

私の推し活

最近、子どもたちがバンドやアイドルの「推し活」をしているのを見て、私も何となく推し活なるものをしてみたくなりました。思い返してみると、私はこれまで一度もファンクラブというものに入ったことがありません。さて、自分には何か推せるものがあるだろう...
森田療法

「自分らしさ」はどこにあるのか ― 身体から考える森田療法

私たちの「こころ」には、実は明確な境界がありません。例えば、親しい友人が悲しんでいると、自分自身も悲しい気持ちになります。また、ある場所で暴力事件が起これば、その場全体に恐怖や緊張感が広がります。私たちの感情や気分は、常に周囲の人や環境から...
日常

走れない時間に動き始めたもの

5月31日に負傷した膝は、まだ安静が必要な状態で、散歩も再開できていません。週末に予定していた屋外清掃セラピーも中止することにしました。1日10km前後走ることが習慣になっていた身からすると、これはかなり大きな変化です。6月末に予定している...
仁泉堂医院

変化と正解のあいだで

先日、仁泉堂将棋大会の運営を手伝ってくださっている患者さんと話をしていて、興味深い気づきがありました。その方は最近、「自分の得意なことと苦手なことは何か」と尋ねられる機会があったそうです。その流れで、以前は数独にかなり没頭していた時期がある...
日常

思い通りに走れない時間

先日、同窓のOBチームでセブンズラグビーの大会に参加しました。一回戦の試合中、不意の接触で膝を痛めてしまい、靱帯を損傷しました。靱帯損傷の応急処置は、安静と冷却です。残念でしたが、その後の試合はチームメイトに任せるしかありませんでした。今年...
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