日常

激坂の中で見えてくるもの

昨日、週末の練習会で桐生水道山の通称「激坂」に挑みました。1本およそ900m、平均斜度10%の登りを、5本×2セット。走っている最中は、余裕などほとんどありません。姿勢を保つこと、呼吸を崩さないことに意識を向けながら、ただ一歩ずつ前に進む。...
文学・芸術

なくてもいい、けれど

かつての私は、「精神科医っている意味あるの?」「森田療法なんて、もう古いでしょう」そんな言葉に触れるたび、胸の奥で静かに怒りを押しとどめながら、その存在意義を語ろうとしていた。けれど今、同じ言葉を聞いても、以前のような波は立たない。精神科医...
森田療法

「一度やってみる」と、体が教えてくれる

私はこれまで、群馬県外・県内のさまざまなトレイルランニングレースに出てきました。県内のレースでは、よく「試走」といって、本番前にコースを実際に走って体験しておくようにしています。最近になって、この「試走をする・しない」の違いを、自分の言葉で...
日常

からだ(体)と仲良くなることから始まる変化

私たちの体は、特別に意識しなくても、ある程度は自ら成長し、日々を支えてくれています。栄養をとり、適度に体を動かし、しっかり休む――その基本を整えることが、健やかに過ごすうえで大切です。中には、より丁寧に体のメンテナンスをされている方もいらっ...
森田療法

劣勢の盤面から学ぶ ― リレー将棋と森田療法

3月20日に開催した仁泉堂将棋大会では、私にとって初めての経験となる「リレー将棋」を行いました。数人で交代しながら一局を指していく形式で、普段の将棋とはまた違った面白さがありました。その後、コンピュータ相手に将棋を指していて、自分の中に変化...
仁泉堂医院

黒いピースも、人生の一部かもしれません

ある患者さんとの対話の中で、今も印象に残っているやり取りがあります。その方が、ふとこんな言葉を口にされました。「生活のひとつひとつの体験は、パズルのピースのようなものだと思うんです」その瞬間、私の頭の中には一枚の黒いピースが浮かびました。見...
日常

自分との対話から生まれる診療

ふと気づくと、私は自分自身と対話をしている。たとえば山を走っているとき。呼吸は乱れていないだろうか、ペースは速すぎないだろうか。栄養や水分の補給は、今の身体にとってちょうどよいだろうか――。そんな問いを、自分に静かに投げかけ続けている。同じ...
森田療法

描けない直線と、私たちの苦しみ

あなたが「直線を描いてください」と言われたら、どうするでしょうか。多くの人は、定規のようなものを用意し、紙の上にまっすぐな線を引こうとするかもしれません。あるいは、できるだけ長く、できるだけ正確に描こうとするでしょう。けれども、数学でいう直...
日常

提案されたら、まずやってみる

本日、朝練で5000mタイムトライアルに参加し、これまでの自己記録を40秒以上更新する自己ベストを達成しました。土曜日は診療日であるため、これまでは週末練習会が土曜開催になる際には参加を見送っていました。今回、大和コーチから、「5000mの...
人間・社会

戦争をなくすために、私たちができること

最近、毎朝、ラジオから戦争のニュースが流れてきます。そのたびに、気持ちが沈みます。遠い国の出来事のようで、どこか無関係ではいられない。そんな感覚があります。戦争をなくす方法について語る前に、私たちがあまり直視したがらない事実があるように思い...
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