大仁

人間・社会

正しさを握りしめる前に

ときどき、診療の場で考えさせられることがあります。自分にとって不都合な出来事や、不快な場面に出会ったとき、私たちは自然と「何かがおかしい」「あの人が間違っているのではないか」と感じます。そして、自分が正しい理由を探し始めます。これは決して悪...
文学・芸術

本が私を呼んでいた日 ー 水木しげると「自然に任せる」ということ

先週の金曜日、私は高崎駅の構内に立っていました。14時14分発、湘南新宿ライン特別快速小田原行き。発車まであと12分。新宿まで約2時間。「何か本でも読もうか」そう思い、足は自然とくまざわ書店へ向かいました。滞在できるのはせいぜい5〜6分。直...
日常

予定を手放す日

今日は数日前から、水沢山周回コースを2周する計画を立てていました。静かな朝の山を、淡々と積み重ねるつもりでした。けれども、起きてみると頭痛と強い疲労感。3日ほど前から、珍しく口内炎もできています。どうやら免疫力が落ちていたようです。ハーフマ...
人間・社会

足場が揺れる場所で、自由は育つ

私たちは、正解があると安心します。迷わずに済み、足場が安定するからです。けれども、自分の意志で自分の人生を生きていると感じられるのは、足場が揺れているときではないでしょうか。どちらかに決めきれない。簡単に答えが出ない。その不安定さの中で、そ...
日常

ブログの検索機能、使ってみてください

今日は、ブログの「検索機能」のご紹介です。パソコンでご覧の方は、画面右側のサイドバーに検索入力欄があります。スマホの場合は、右上に表示される虫眼鏡マークを押すと検索欄が開きます。そこに、気になる言葉を入力してみてください。たとえば今回、私は...
日常

近況報告だけ

今日はブログ更新の日でした。けれど、正直に言うと、ネタを練る時間がありませんでした。昨日は深谷シティハーフマラソンで1時間26分台の自己ベスト。そして今日は、ハセツネ30Kの試走で25km。しっかり負荷をかけました。さすがに身体は重いですが...
日常

「やりすぎない勇気」― 練習会で学んだこと

私は「チームトレイルヘッド大和練」というトレイルランニングの練習会に参加しています。この練習会に通うようになってから、走る力は大きく伸びました。10kmの記録:45分 → 39分フルマラソン:4時間30分 → 3時間20分数字だけ見ても、確...
仁泉堂医院

仁泉堂ブログ「あるがままを生きる」300回を迎えて

仁泉堂ブログ「あるがままを生きる」は、このたび300回を迎えました。ここまで読んでくださった皆さまに、心から感謝いたします。2024年7月 ― あり方を改める決断2024年7月。それまでの数えきれない臨床体験の積み重ねの中で、私は仁泉堂のあ...
仁泉堂医院

医師の力を、あえて使わないという選択

神経症の治療において大切なのは、「新しい力を与えること」ではなく、もともと自分の中にあった力を思い出すことだと、私は考えています。人は本来、状況に応じて考え、選び、引き受ける力を持っています。けれど、不安や恐れが強くなると、その力をどこかに...
文学・芸術

「あるがままとするほかない」態度 — 鬼太郎と森田療法

水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』で、鬼太郎は幽霊族の末裔として、この世とあの世、人間と妖怪のあいだを行き来する存在として描かれています。物語の中で、人間は自分たちに都合のよい振る舞いを重ね、妖怪の世界に踏み込み、やがてしっぺ返しを受けます。妖...
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