第43回森田療法学会にやってきました。今年は東京での開催です。
私の発表は、明日9月20日(日)の午後です。
ただ、台風が近づいています。交通機関にも影響が出そうなので、聴きに来てくださる方も、いつもより少なくなるかもしれません。せっかくの東京開催なのですが、こればかりは天候次第ですね。
今回の私の演題は、
「『うまくやること』へのとらわれから『とにかくやる』姿勢へ ― 家庭での行動課題が職場適応へ波及した一例 ―」
です。
森田療法は、もともと入院治療として始まりました。
入院環境の中で、日々の生活や作業に取り組みながら、新しい体験を重ねていきます。その中で、頭で考えた理想に合わせようとするのではなく、目の前の事実に素直に応じ、自然に動いていく本来の生活のあり方を取り戻していきます。
現在、森田療法の中心となっているのは、仁泉堂でも行っている外来森田療法です。
そこで一つ生じる問いが、患者さんが普段の生活を送っている自宅で、どのように新しい体験をしていくかということです。
私が外来でしばしば活用しているのが、行動課題、いわゆる「宿題」です。
ただし、これは治療者から与えられた課題を、患者さんが頑張ってこなすという単純なものではありません。
日常生活の中で実際にやってみることで、これまでとは違う体験が生まれる。その体験を次の生活につなげていく。そのためのきっかけとして、行動課題を考えています。
今回の発表では、一つの事例を通して、森田療法は「理解する」だけではなく、実際に体験して身につけていくことが大切なのではないかという点について考察します。
そして、そのために行動課題をどのように作り、どのような役割を持たせるのかについてもお話しする予定です。
当初は、伝えたいことがたくさんありました。
しかし、あれもこれも盛り込むと、かえって分かりにくくなってしまいます。今回は「分かりやすさ」を優先して、考察の内容はかなり簡素化しました。
その分、会場から質問があれば、発表では話しきれなかったことにも触れられるかもしれません。
さて、あとは台風です。
明日、無事に会場までたどり着けるのか。そして、どのくらいの方が会場に来られるのか。
発表の内容だけでなく、そちらも少し気になっています。
いずれにしても、まずは会場に行って、とにかく発表してこようと思います。

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