第3回森田療法勉強会を開催しました

仁泉堂医院

8月11日に、第3回森田療法勉強会を開催しました。

仁泉堂の広さや駐車場の台数、そして参加者同士の会話が活発になる人数を考え、1回の定員は6名としています。これまで、参加を希望されながら参加できなかった方もいたため、今回は午前と午後の2回に分け、合わせて12名の方に参加していただくことができました。

午前の部には、森田療法を長年実践されてきた生活の発見会の方も参加してくださいました。

私が予定していた講話に続いて、参加者のお一人がご自身の悩みを語ってくださいました。そこで、その話題について他の参加者の皆さんにも意見を募りながら、勉強会を進めていきました。

神経質というのは、他人の問題点にはよく気づく一方で、自分自身のことになると、なかなか気づけないものです。

とらわれに苦しんできた仲間が集まり、それぞれの体験からいろいろな意見が出てくる。そのやりとりを聞いていると、一人で考えているときには思いつかなかった行動の可能性が、少しずつ広がっていきます。

私自身も、その場に参加しながら、そのことを実感しました。

午後の部では、「一見すると価値がないように思える行動にも意味がある」という話題に焦点が当たりました。

そして話が進むにつれて、サボテンの話やカラオケの話など、思いがけない方向へ自由に展開していきました。

その様子を見ながら、仁泉堂そのものが、意味や価値にとらわれずに過ごせる場になっているように感じられました。

私も、その自由な流れの中に身を置きながら、心地よい時間を過ごしました。

今回の勉強会を終えて、私自身にもいくつか新しい発見がありました。

一つは、「新しい体験が、さらなる新しい体験を呼ぶ」ということ。

そしてもう一つは、体験を中心に考えることで、これまでの心理学でよく使われてきた「意識」「無意識」という言葉をあえて用いなくても、治療について語ることができるのではないか、という可能性です。

勉強会は、私が一方的に森田療法を伝える場ではありません。

参加者の皆さんの体験や言葉が重なり合うことで、その場に新しいものが生まれてきます。

今回も、私だけでなく、参加された皆さんの中にも、それぞれの「新しい何か」が生まれていたのではないかと思います。

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