人間・社会 足場が揺れる場所で、自由は育つ 私たちは、正解があると安心します。迷わずに済み、足場が安定するからです。けれども、自分の意志で自分の人生を生きていると感じられるのは、足場が揺れているときではないでしょうか。どちらかに決めきれない。簡単に答えが出ない。その不安定さの中で、そ... 2026.02.27 人間・社会仁泉堂医院
日常 「やりすぎない勇気」― 練習会で学んだこと 私は「チームトレイルヘッド大和練」というトレイルランニングの練習会に参加しています。この練習会に通うようになってから、走る力は大きく伸びました。10kmの記録:45分 → 39分フルマラソン:4時間30分 → 3時間20分数字だけ見ても、確... 2026.02.21 日常
仁泉堂医院 医師の力を、あえて使わないという選択 神経症の治療において大切なのは、「新しい力を与えること」ではなく、もともと自分の中にあった力を思い出すことだと、私は考えています。人は本来、状況に応じて考え、選び、引き受ける力を持っています。けれど、不安や恐れが強くなると、その力をどこかに... 2026.02.17 仁泉堂医院
人間・社会 人間は「選び直す」ために走る 川沿いのサイクリングロードで思うこと私は、ランニングのトレーニングに、よく川沿いのサイクリングロードを使っています。そのため、自転車に追い越されたり、すれ違ったりする場面が頻繁にあります。そのたびに感じるのは、「走る」という動作が、長距離移... 2026.02.07 人間・社会運動
仁泉堂医院 できないのではなく、選べることを忘れているだけ 先日、初診から1週間後に、2回目の診察に来られた方が、こんな話をしてくれました。初回の診察で私が「この状態には森田療法が合っているように思います」とお伝えしたことについてです。その方は、「自分の苦しみが、ちゃんと治療の対象になると感じられて... 2026.02.05 仁泉堂医院
仁泉堂医院 「場を整えるという仕事 」 — では何をしているのか 前回、仁泉堂では、医師が患者さんに薬や診断、考えの方向性を与えない、という話を書きました。では、何も与えないのだとしたら、ここではいったい何をしているのでしょうか。私は、自分の役割を「場の管理者」だと考えています。人生が「選択する行為」だと... 2026.02.03 仁泉堂医院森田療法
仁泉堂医院 「施さない医療という選択」— なぜ与えないか 私は、森田療法を「医師が患者さんに施す治療」だとは考えていません。森田療法は、誰かに何かをしてもらうことで良くなっていくものではなく、本来は、自分自身に向けて行われるものだと思っています。私自身、日々の生活や仕事の中で、不安や違和感を抱えな... 2026.02.01 仁泉堂医院森田療法
仁泉堂医院 選ぶ行為そのものが、人生である 私たちはつい、「選んだ結果」で人生を振り返ろうとします。あの進路を選んだから今がある、あの決断が成功だった、失敗だった――人生を一つの物語として整理しようとする見方です。けれど最近、私はこう考えるようになりました。人生とは、選んだ結果ではな... 2026.01.30 仁泉堂医院森田療法
仁泉堂医院 なぜ仕事の相談で、朝食の話をするのか 会社で仕事が重なり、「やる気が出ない」「もう休みたい」そう訴える患者さんに出会うことは、決して珍しいことではありません。仕事の量や内容は、いつも同じではありません。比較的余裕のある時期もあれば、同時にいくつもの案件を抱えざるを得ない時期もあ... 2026.01.22 仁泉堂医院森田療法
日常 あの受験勉強は、失敗だったのだろうか 受験の季節に思い出す、自分の大学受験今年も、若者たちの受験の季節がやってきました。この時期になると、ふと自分の大学受験のことを思い出します。医学部受験は理系に分類され、数学、英語、理科(物理・化学)が中心でした。加えて、当時のセンター試験(... 2026.01.20 日常