先日のセブンズラグビーで右膝を傷めてしまいました。しばらくは思うように走れず、不自由な日々を送っています。
そんな中で、ラグビーから学んだことを一つ思い出しました。
ラグビーでは、ディフェンスに回っていると、自チームの人数が足りなくなる場面があります。例えば、相手の攻撃側が2人、自分が1人という「2対1」の状況です。
この場面で、慌ててボールを持っている選手にタックルへ行くと、すぐにパスを出され、そのままトライを許してしまいます。
かといって、いつまでもタックルに行かなければ、相手は余裕をもって攻撃し、やはりトライされてしまいます。
ではどうするか。
できるだけ相手を迷わせ、時間を使わせながら、仲間の応援が来るのを待つ。そして、どこかのタイミングで勝負に出る。
この「いつ仕掛けるか」の判断は、とても難しいものです。
私も最初からできたわけではありません。上手な選手の動きを真似し、周囲のアドバイスに耳を傾けながら、似たような場面を何度も経験することで、少しずつ身についていきました。
これは日常生活の難しい問題にも似ているように思います。
私たちは、不安になると「早く結論を出さなければ」と考えがちです。しかし、人生の問題の多くは、すぐに答えが出るものではありません。
急いで決めると失敗することがあります。反対に、決めることを避け続けても状況は変わりません。
大切なのは、状況を見ながら時間をかけ、必要な助言を受け、少しずつ経験を積み重ねていくことではないでしょうか。
ラグビーのディフェンスと同じように、人生にも「すぐに飛び込まない方がよい場面」と「どこかで決断しなければならない場面」があります。
そのちょうどよい加減は、本や理屈だけでは身につきません。
手本となる人の姿を見て、助言を受け、自分自身で経験を重ねる。その繰り返しの中で、少しずつ身についていくものなのだと思います。

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