仁泉堂医院 「死んでも、生き様が残る」——ある患者さんから教わったこと 「死んでも、生き様が残る」——ある患者さんから教わったこと以前、当ブログでは「人間はどうせ死ぬとわかっているのに、なぜ頑張れるのか」という問いについてお話ししたことがあります。私自身も、生きる意味は一つに決まるものではなく、「ただ目の前の問... 2025.12.05 仁泉堂医院森田療法
人間・社会 「好き嫌いをするんじゃありません!」と言われて育つと 多くの人が、子ども時代に言われた経験があるかもしれません。「好き嫌いをするんじゃありません!」この言葉には、大人の側の善意が込められています。栄養を摂ってほしい、偏りなく育ってほしい。その思い自体は、とても自然なものです。しかし、子どもの心... 2025.11.23 人間・社会森田療法
人間・社会 「良い/悪い」を離れると、罪悪感は薄れていく 前回の記事では、「良い・悪い」で物事を裁くのではなく、「好き・嫌い」に意識を向けてみるという話をしました。実はこの視点の転換には、もう一つ大切な変化があります。それは、日々の罪悪感が少しずつ薄れていくということです。■罪悪感は“良い・悪い”... 2025.11.21 人間・社会森田療法
森田療法 「良い/悪い」ではなく、「好き/嫌い」で生きてみる 精進料理は良い食べ物でしょうか。コーラは悪い飲み物でしょうか。こうした問いかけには、つい「良い」「悪い」で答えを決めたくなります。けれど私は、どちらも良くも悪くもなく、場面や頻度によって意味が変わるものだと思っています。世の中の多くのことは... 2025.11.19 森田療法
仁泉堂医院 行動の中から生まれるもの 仁泉堂で続けている「清掃セラピー」は、もともと私と患者さんとの診察の中での対話から生まれました。「一緒に何か体を動かすことをしてみたい」という話がきっかけで、外に出て掃除をしてみようという流れになりました。やってみると、不思議なもので、掃除... 2025.11.07 仁泉堂医院森田療法
人間・社会 「しない」と言える静かな強さ 「できるけど、しない」という言葉を聞くと、それをただの“言い訳”や“逃避”のように感じる人もいるかもしれません。しかし、ここで言いたいのは、口先の宣言ではなく、内側にある確かな感覚のことです。「しない」と言えるためには、「できる」が必要本当... 2025.11.03 人間・社会森田療法
森田療法 パラドックスの力 ― 徹底の果てに見えるもの 世の中には、一見すると矛盾しているように見えて、実は深い真理を含んでいる現象があります。いわゆる「パラドックス(逆説)」です。入院森田療法の「絶対臥褥」も、その代表例でしょう。患者は動くことを禁じられ、ただ横になって過ごします。一見、非生産... 2025.10.10 森田療法
森田療法 「熟睡信仰」にとらわれない 「熟睡できなかった次の日は眠い、熟睡できればスッキリ起きられる」そう信じている人は多いように思います。けれど私自身は、熟睡できた翌日の午前中ほど、むしろ眠気を感じることがよくあります。それでも、仕事の能率が落ちるわけではありません。体はまだ... 2025.10.08 森田療法精神医学・精神医療
森田療法 流れに導かれて動くとき 先日、森田療法学会に参加してきました。発表のことはひとまず置いておいて、印象に残ったのは、学会懇親会で偶然隣に座った先生との出会いでした。話題は「内発的な行動は、どのように生じるのか?」というテーマ。お互いの臨床経験をもとに議論が盛り上がり... 2025.10.06 森田療法
仁泉堂医院 他人のために尽くすときに忘れてはいけないこと 「子どものために」「家族のために」「困っている人のために」――そう思うと、人は驚くほどの力を発揮します。子どもの弁当を作るために早起きしたり、職場で身を粉にして働いたり、そうした姿は一見美談として語られます。けれども、その一方で、自分の食事... 2025.10.02 仁泉堂医院森田療法