激坂の中で見えてくるもの

日常

昨日、週末の練習会で桐生水道山の通称「激坂」に挑みました。
1本およそ900m、平均斜度10%の登りを、5本×2セット。

走っている最中は、余裕などほとんどありません。
姿勢を保つこと、呼吸を崩さないことに意識を向けながら、ただ一歩ずつ前に進む。
感覚としては、どこか「苦行」に近いものがあります。

けれど、この練習にはもう一つの側面があります。
参加者は20人ほど。下りのリカバリーの最中には、登ってくる仲間に自然と声を掛けます。

「いいペースです」
「あと少し」

自分の限界に向き合いながら、同時に仲間の存在を感じている。
個の営みでありながら、どこか全体としてつながっているような、不思議な時間です。

昨年8月にも同じ練習を行いましたが、今回、登坂タイムが伸びていることに気づきました。
気温など条件の違いはあるにせよ、日々の積み重ねが確かに形になっている実感がありました。

学生時代のラグビーでは、チームスポーツとしての一体感を経験してきました。
ランニングは個人競技とされますが、こうした場ではまた違ったかたちの「つながり」が生まれます。

一人で取り組むこと。
そして、誰かと同じ場を共有すること。

どちらか一方ではなく、その両方があるからこそ、人はもう一歩先へ進めるのかもしれません。

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