精神医学・精神医療

精神医学・精神医療

「ストレス」とは本当は何か?――言葉を変えると、心が整理される

最近は、「ストレス」という言葉が日常的に使われるようになりました。診察室でも、患者さんからこんな言葉をよく耳にします。「上司の態度がストレスで…」「あの出来事が本当にストレスでした…」一見、よくある表現のように思えるかもしれませんが、この「...
精神医学・精神医療

暗闇だから見えた、一歩の大切さ ― トレイルと心の共通点

先が見えないことは、不安かもしれない。でも、見えないからこそ、心が折れずに進めることがある――。真っ暗な山道を走り続けたレースの中で、私は大切なことに気づきました。先月、私はトレイルランニングレース「Mt.FUJI 100 KAI 70K」...
コミュニケーション

「この先生、合わないかも」と思ったときこそチャンス?

クリニックでの診察中、「前の先生は私には合わなかったんです」とお話しされる患者さんに出会うことは、決して珍しくありません。確かに、人と人との間には「相性」というものがあり、会話がすれ違ったままでは、なかなか信頼関係を築けないこともあります。...
ダイエット

糖質の摂取とメンタルヘルスの関係

近年、食生活とメンタルヘルスの関連が注目されています。特に、糖質の過剰摂取や炭水化物中心の食事が、抑うつ症状を悪化させる可能性があることは、複数の研究で指摘されています。その機序は未解明ですが、血糖値の急激な変動のほか、腸内細菌叢、酸化スト...
仁泉堂医院

精神科の診断は本当に必要? 〜診断よりも大切なこと〜

仁泉堂医院に初診を希望される方の中には、「治療を受けたい」というよりも「診断をしてほしい」とおっしゃる方が少なくありません。精神的に苦しい状況で、自分の状態をはっきりさせたいと思うのは自然なことかもしれません。しかし、私は「診断することが本...
仁泉堂医院

医師は薬物療法師ではない

現代の精神科診療において、薬物療法が中心になりすぎていることに疑問を感じたことはありませんか? もちろん、統合失調症や双極症、精神病性うつ病のほか、精神病症状の「急性期」において、薬物療法は非常に重要な役割を果たします。しかし、それ以外の精...
森田療法

「できるけど、しない」という選択——生き残るための自然な態度

精神科の診察室では、「朝起きられない」「食べられない」「仕事に行けない」「学校に行けない」といった訴えがよく聞かれます。こうした状態に対して、精神療法や薬物療法で改善を試みるのが一般的なアプローチですが、私はそこに別の視点を持っています。多...
精神医学・精神医療

心理療法を有意義にするために大切なこと

人は誰かに自分の感情を吐き出すことで、一時的に楽になったように感じるものです。そのため、精神科医や心理療法家のもとを訪れたとき、無意識のうちに感情のはけ口としてセラピストを使ってしまうことがあります。しかし、こうした関わり方は、せっかくの専...
人間・社会

山と人生の共通点—遭難しないための準備とは?

登山と人生の遭難—備えの大切さを考える最近、富士登山で軽装のまま遭難する登山者の問題が報道されることが増えています。高齢者の登山や初心者の無謀な挑戦による遭難も後を絶ちません。「好きで山に入ったのだから、自分で下山するのが当たり前だ」という...
森田療法

自らの選択権を手放さないために

私はトレイルランニングを生きがいの一つにしています。多くの大会の要項には、「自分自身で安全と体調の判断ができること」という条件が明記されています。大会運営側ももちろん救助の手を差し伸べますが、それを前提にして挑戦するべきではありません。実際...
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