文学・芸術

なくてもいい、けれど

かつての私は、「精神科医っている意味あるの?」「森田療法なんて、もう古いでしょう」そんな言葉に触れるたび、胸の奥で静かに怒りを押しとどめながら、その存在意義を語ろうとしていた。けれど今、同じ言葉を聞いても、以前のような波は立たない。精神科医...
文学・芸術

刹那

私は宇宙に浮かぶ ひとつの泡現れ 消える わずかな間いなくなっても何も変わらず世界は そのまま 続いてくそれでも私にとっての私 それはかけがえのない ただひとつこの息も この揺れも誰にも渡せない そうこの中で 起きている「大切だ」と言われて...
日常

「私」はひとつではない

家にいる私と、診察室にいる私。同じ「私」でありながら、どこか違う。診察室の中でも、診療所の管理者としての私と、治療者としての私ではまた異なる面があるように感じます。さらにいえば、Aさんの診察中の私と、Bさんの診察中の私もまた違う。先月Aさん...
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