森田療法

森田療法

セラピストに求められる「自己一致」とは──森田療法とロジャースの視点から

カウンセリングや心理療法の世界では、「自己一致」という言葉がよく使われます。これは、専門的な用語ですが、実は私たちの日常にも深く関わっているものです。「自己一致」とは?自己一致(じこいっち)とは、簡単に言えば、「自分の中にある気持ちや考えを...
森田療法

「本音」と「建前」のあいだで

前回の記事では、「正論」には二種類あるという話をしました。ひとつは社会的な価値観に基づく正しさ、もうひとつは自然や論理に基づく正しさ。今回は、そのうち社会的な価値観と深く関わる、日本独特の概念、「本音と建前」について考えてみたいと思います。...
人間・社会

「正論」とどう付き合うか

「それは正論だけどさ……」誰かにそう言われたこと、あるいは自分でそう思ったことはありませんか?「正論」という言葉は、本来は筋の通った主張を意味します。けれど現実の会話では、なぜか否定的な文脈で使われることが多いものです。たとえば「正論を振り...
森田療法

それでも、生きる理由

人間には不思議なところがあります。誰もが「自分はいずれ死ぬ」ということを知っているのに、それでも毎日を生き続けています。自分がいなくなっても、この世界は何事もなかったかのように続いていく。自分の人生も、いつか終わる。そう頭ではわかっているの...
森田療法

「ひっぱってもらう」ということ 〜ランニングと森田療法に通じる力の引き出し方〜

最近、トレイルランニングチームでの練習に参加しています。学生時代はラグビーに打ち込んでいましたが、陸上競技の経験はありません。そんな私にとって、ランニングは未知の世界であり、毎回が新しい挑戦です。「ひっぱってもらう」と出せる力がある陸上の練...
森田療法

「あるがままを生きる」とは?──mindではなく、soulに近づく生き方

「自分らしく生きたい」「もっと自然に生きたい」——そんな思いを抱く人は多いと思います。けれど、それを実現するのは簡単ではありません。なぜなら、私たちは日々の暮らしの中で、知らず知らずのうちに「こうあるべきだ」「こうすれば人に認められる」とい...
森田療法

障害物があるのが普通、それが人生のデフォルト

最近、人と話していると、「ストレスが多くて疲れる」「こんなにうまくいかないなんて…」といった言葉をよく耳にします。そんなとき、「そもそも、人生には障害物がないのが普通」だと思っている方が意外と多いのかもしれないと感じることがあります。けれど...
森田療法

気づきよりも、ほんの小さな一歩を

先日、こんなことを話してくれた方がいました。「〇〇さんのコラムを読んで、『否定的な感情を持つのは悪いことじゃないんだ』、そう気づいた」と。その瞬間、私は少しだけ水を差すようなことを言ってしまったかもしれません。でも、大切なことだと思って、こ...
森田療法

無限に広がる思考と、限られた現実──「考えすぎ」を手放すヒント

「可能性は無限」と聞くと、かえって身動きが取れなくなることがあります。頭の中では選択肢がいくらでも思い浮かぶのに、実際に選べるのは今日の行動ひとつだけです。思考は無限、行動は有限思考の世界:もし〇〇だったら? 本当にこれでいい?──終わりの...
仁泉堂医院

過去に傷ついたあなたへ――未来は今、選べる

いじめられた体験があるから、不安で動けないんです。そんなふうに話す方が、私の外来にも来られます。とても自然な気持ちだと思います。あんな思いをもう一度するくらいなら、踏み出さないほうがいい。そう思ってしまうのは、むしろ心が健全に反応している証...
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