Jean

仁泉堂医院

生き残るという感覚が教えてくれたもの ITJ2025③

このレースでは、リタイアする人が多く出るだろう。そう感じていたからこそ、「生き残ること」に価値を置くことができたのだと思う。もう一つ、大きな支えになっていたのが、普段一緒に練習している仲間たちの存在だった。実際にその場で応援してくれているわ...
仁泉堂医院

止まらないために、選び続けていたこと 〜 ITJ2025②

今回のレースで、私が最も意識していたのは低体温のリスクだった。雨に打たれ、体が冷え、もし脚が止まれば心拍が下がる。心拍が下がれば、体はさらに動かなくなる。その連鎖が始まれば、リタイアは現実的な選択肢になる。だから私は、常に心拍を120〜15...
仁泉堂医院

雨と寒さの中で、基準が変わった一日 〜 ITJ2025①

今回のブログでは、伊豆トレイルジャーニー(ITJ)での体験を、3回に分けて振り返ってみたい。華々しい結果やレースの攻略法ではなく、雨と寒さ、泥に覆われた環境の中で、何を考え、どのような判断を重ねていたのか。その感覚を言葉にしてみようと思う。...
人間・社会

自然科学と宗教──どちらも“やりすぎ”は苦しくなる

私たちは日々、「目の前の現実とどう向き合うか」という課題を抱えています。この現実に真っすぐ向き合う姿勢を最も突き詰めてきたのは、自然科学と言えるでしょう。自然界の法則を明らかにし、その仕組みを丁寧に解き明かす努力は、人類の知の柱でもあります...
日常

料理に食器、季節に服、そしてレースにシューズ

明日、伊豆半島で行われる伊豆トレイルジャーニー(ITJ)に出走します。今回挑むITJは、赤城山や上州武尊のような急登・急下が続くレースとは性質が大きく異なります。林道が長く、山登りの要素よりも「ランニングとしての走力」が問われるコースです。...
仁泉堂医院

安定を維持しようとすることは、自分の中に“鉄格子”をつくることかもしれない

ある患者さんが、別の医療関係者から「仁泉堂の医者は思い切ったことをしましたね」と言われたと話してくれました。指しているのは、仁泉堂が薬物療法を一切行わないという方針です。その時、私の口から自然に出たのが、「安定を維持しようとすることは、自分...
日常

季節のゆらぎを受け入れて

12月に入り、どうにも元気が出ません。毎年のことなので、「ああ、今年もこの季節が来たな」と思うのですが、それでもやはり心と体が重く感じます。運動も食事も、それなりに整えているのに、自然の流れには抗えないようです。朝はなかなか布団から出られず...
精神医学・精神医療

自分の気持ちは“自分の言葉”で語ってみる

ある日、出張で相談窓口に入ったときのことです。若い相談者が「自分は感覚過敏とゲーム依存とHSPだと思う」と話してくれました。「その言葉はどこで知ったの?」と尋ねると、身近な大人とSNSで見かけたという答えが返ってきました。そこで私は、日々ど...
仁泉堂医院

「死んでも、生き様が残る」——ある患者さんから教わったこと

「死んでも、生き様が残る」——ある患者さんから教わったこと以前、当ブログでは「人間はどうせ死ぬとわかっているのに、なぜ頑張れるのか」という問いについてお話ししたことがあります。私自身も、生きる意味は一つに決まるものではなく、「ただ目の前の問...
仁泉堂医院

野外災害救急法を学んで気づいた、心のケアに必要な“時間”の感覚

先週、クリニックを数日お休みして、ウィルダネスメディカルアソシエイツ(WMA)が主催する野外災害救急法を学んできました。山岳地帯や災害時など、都市型の救急システムにすぐアクセスできない状況で、どう命をつなぐか——そのための理論と実践です。受...
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