トレイルランニングのトレーニングを始めて、約2年が経ちました。
1年目はほとんど自己流。2年目からはチームに所属し、練習方法を学びながら、仲間と切磋琢磨する時間が増えました。
その中で感じている成長は、大きく2つあります。
1.「ちょうど良い負荷」を選ぶ力
ひとつは、今の自分にとって無理のない、しかし確かな刺激になる「ちょうど良い負荷」を選べるようになったことです。
その日の体調、これまで積み重ねてきた心肺機能や筋力、疲労の具合。
それらを踏まえて、「今日はどのくらいのペースが適切か」を判断する力です。
速く走ることだけにとらわれず、
その日の自分に応じた速さで走ることが、結果として継続と成長につながっていきます。
2.少しずつ、自分の潜在能力に近づいていく感覚
もうひとつは、自分の持っている力の最大値に、少しずつ近づいているという実感です。
無理に引き上げるのではなく、
「今できる範囲」を丁寧に積み重ねていくことで、
気がつくと以前よりも高いところに到達している。
心にも、同じような「トレーニング」がある
この2つの感覚は、身体だけでなく、心の働きにもそのまま当てはまると感じています。
しかし最近、この「心のトレーニング」という視点は、やや軽視されているようにも思います。
仕事や学校での負荷、人間関係の悩み。
そうした困難に直面したとき、多くの人は「それを取り除きたい」と考えます。
それ自体は、とても自然な反応です。
けれども、それだけで終わってよいのでしょうか。
困難の中で「選ぶ力」を育てる
大切なのは、困難にぶつかったときに、
- その時の自分の力に合った行動を選ぶこと
- そして、ゆっくりでも対応できる力を育てていくこと
この2つです。
これは、特別に強い人だけができることではありません。
むしろ、「今の自分にできる範囲」から始めるものです。
「トレーニング=つらいこと」ではない
「トレーニング」と聞くと、
最初から無理をして頑張らなければいけない、と感じる方もいるかもしれません。
しかし、仁泉堂で考えているトレーニングは、少し違います。
まずは、
今の自分が持っている力の範囲で、ちょっと動いてみること。
そこから始まります。
すぐに取り除かない、という選択
目の前の困難を、すぐに消そうとするのではなく、
その状況の中で「どう動くか」を自分で選んでいく。
それは遠回りのようでいて、
結果として、自分の生き方を支える力になっていきます。
心のトレーニングとは、
自分を追い込むことではありません。
その時々の自分に合った一歩を選びながら、
少しずつ、対応できる幅を広げていくことです。
仁泉堂では、そのプロセスを大切にしています。

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