自由

人間・社会

足場が揺れる場所で、自由は育つ

私たちは、正解があると安心します。迷わずに済み、足場が安定するからです。けれども、自分の意志で自分の人生を生きていると感じられるのは、足場が揺れているときではないでしょうか。どちらかに決めきれない。簡単に答えが出ない。その不安定さの中で、そ...
仁泉堂医院

医師の力を、あえて使わないという選択

神経症の治療において大切なのは、「新しい力を与えること」ではなく、もともと自分の中にあった力を思い出すことだと、私は考えています。人は本来、状況に応じて考え、選び、引き受ける力を持っています。けれど、不安や恐れが強くなると、その力をどこかに...
人間・社会

ネコに比べて、人間は本当に賢いのか

ある日の診察で、患者さんからこんな質問を受けました。「先生、そんなに気まぐれに生きていて良いのでしょうか?」その方は、周囲に合わせられない自分を責め、「一貫性がない」「人として未熟なのではないか」と感じていました。私は少し間をおいて、こう聞...
仁泉堂医院

安定を維持しようとすることは、自分の中に“鉄格子”をつくることかもしれない

ある患者さんが、別の医療関係者から「仁泉堂の医者は思い切ったことをしましたね」と言われたと話してくれました。指しているのは、仁泉堂が薬物療法を一切行わないという方針です。その時、私の口から自然に出たのが、「安定を維持しようとすることは、自分...
人間・社会

「できない」ではなく、「しない」という自由

以前、「“できない”という言い方をやめてみよう」というテーマでブログを書いたことがあります。たとえば「朝起きられない」というのは、実際には「起きようと思えば起きられるけれど、起きないでおこうと選んでいる」という行動の問題として見ることができ...
人間・社会

「動物園の動物」と「野生の動物」──神経症との意外な関係

私は時折、動物園で暮らす動物たちを眺めながら、「この子たちは幸せなんだろうか?」と、思うことがあります。餌ももらえる、天敵にも襲われない、医療も整っている。それでも、彼らの目がどこか遠くを見つめているように感じるのは、私だけでしょうか。■ ...
タイトルとURLをコピーしました