人間・社会

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無駄を削りすぎた社会で、心はどこへ行くのか(1)

意味のないことが、私たちを癒してきた最近の世の中を見ていると、「意味のないこと」「役に立たないこと」を削っていくことが、やけに推奨されているように感じます。医療の世界でも、デジタルトランスフォーメーションの名のもとに、受付や診療の効率化が強...
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人間は「選び直す」ために走る

川沿いのサイクリングロードで思うこと私は、ランニングのトレーニングに、よく川沿いのサイクリングロードを使っています。そのため、自転車に追い越されたり、すれ違ったりする場面が頻繁にあります。そのたびに感じるのは、「走る」という動作が、長距離移...
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矛盾のある世界で、どう生きるか

私たちは、ときどき「世の中って、なんだかおかしいな」と感じることがあります。人間はもともと、矛盾を抱えた存在です。そして、その人間が作った社会や制度も、やはりどこか矛盾を含んでいます。たとえば、交通事故で毎日のように人が亡くなっているのに、...
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ネコに比べて、人間は本当に賢いのか

ある日の診察で、患者さんからこんな質問を受けました。「先生、そんなに気まぐれに生きていて良いのでしょうか?」その方は、周囲に合わせられない自分を責め、「一貫性がない」「人として未熟なのではないか」と感じていました。私は少し間をおいて、こう聞...
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人生の前半と後半で、世界の扱い方は変わる

若い頃の私は、圧倒的に概念の世界にいました。小説よりも論説文や科学書、絵画よりも地図帳やデータ集のほうが好きでした。読めば「わかった気になる」し、見れば「把握した気になる」。そこに安心感と手応えがあったのです。けれども、年齢とともに少しずつ...
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概念の世界と感覚の世界

私たちは、世界をそのまま生きているようでいて、実際には「概念」を通して世界を見ていることが多いのではないでしょうか。学問とは、物事をパターン化し、単純化し、分類し、名前を与える営みです。そうすることで世界は理解しやすくなり、扱いやすくなりま...
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自然科学と宗教──どちらも“やりすぎ”は苦しくなる

私たちは日々、「目の前の現実とどう向き合うか」という課題を抱えています。この現実に真っすぐ向き合う姿勢を最も突き詰めてきたのは、自然科学と言えるでしょう。自然界の法則を明らかにし、その仕組みを丁寧に解き明かす努力は、人類の知の柱でもあります...
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人間も自然の一部だから:行き過ぎを戻す“心のホメオスタシス”

―自然のバランスから学ぶ心のあり方―世の中には、「良い」「悪い」と評価される出来事があふれています。けれども、よくよく考えてみれば、ほとんどの事柄は “程度の問題” にすぎません。「過ぎたるは及ばざるがごとし」。これは自然界の基本原理でもあ...
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「好き嫌いをするんじゃありません!」と言われて育つと

多くの人が、子ども時代に言われた経験があるかもしれません。「好き嫌いをするんじゃありません!」この言葉には、大人の側の善意が込められています。栄養を摂ってほしい、偏りなく育ってほしい。その思い自体は、とても自然なものです。しかし、子どもの心...
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「良い/悪い」を離れると、罪悪感は薄れていく

前回の記事では、「良い・悪い」で物事を裁くのではなく、「好き・嫌い」に意識を向けてみるという話をしました。実はこの視点の転換には、もう一つ大切な変化があります。それは、日々の罪悪感が少しずつ薄れていくということです。■罪悪感は“良い・悪い”...
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