Jean

森田療法

やめたとは言わない正直さ

「2ヶ月間、タバコを吸っていません。でも、やめたとは言いません。」診察の中で、ある方がそう語ってくれました。「やめた」と言ってしまえば、一生吸わないと未来を約束することになります。しかし未来のことは、誰にも保証できません。だからこそ、この方...
仁泉堂医院

シューズと人間の力

ランニングをする時、みなさんはどのようなシューズを選ぶでしょうか。クッション性が高く衝撃をしっかり吸収してくれるタイプもあれば、サポートを最小限にとどめ、足裏に路面の感覚をそのまま伝えてくれるタイプもあります。私は後者、つまりクッションの少...
運動

無理がきく身体で、無理なく走る

ランニングを趣味にしている方なら、一度は「VO₂max」「AT値」「ランニングエコノミー」といった言葉を耳にしたことがあるかもしれません。専門的には、マラソンなど長距離を速く走るための体力や効率を示す指標ですが、ここでは難しい説明はしません...
仁泉堂医院

言い訳はなぜしない方が良いか?

私たちは誰しも、うまくいかなかったときに「でも」「だって」と言い訳をしたくなるものです。失敗や不安を、少しでも軽く見せたい、責任を外に置きたい――そんな心の働きは自然な防衛反応といえます。しかし、森田療法の創始者・森田正馬は、この「言い訳」...
人間・社会

ジョーカーというカード

「トランプのカードで、どれが好きですか?」と聞かれたら、私は迷わずジョーカーと答えます。多くのカードはゲームの中で序列が決まっています。エースが一番強かったり、数字が大きいほど価値があったりと、役割が固定されているのです。しかし、ジョーカー...
日常

庭と畑とランニングのバランス

トレイルランニングのトレーニングは順調で、長く悩まされていたハムストリングス付着部の痛みも回復に向かっています。9月下旬のスカイビュートレイルに向けて、良い兆しを感じています。思い返すと、昨年の秋は足首や膝の痛みに悩まされ、思うように走れま...
森田療法

「べき思考」を超える――ランニングが教えてくれる森田療法の実践

森田療法では、人の苦悩を深める要因の一つとして「べき思考(〜すべきだ、〜でなければならない)」が指摘されています。頭の中で「どうすれば正しいのか」を追い求めるほど、矛盾にぶつかり、ますます身動きが取れなくなってしまうのです。この「べき思考」...
コミュニケーション

支えるつもりが追い詰めてしまうとき

「そんなに遅くまで寝ていて、遅刻しないの?」「宿題は終わったの?」「食べ過ぎじゃない?」「お酒を飲みすぎじゃない?」「働きすぎじゃない?」——こうした声かけを、家族や友人にすることは誰にでもあると思います。大切な人を心配する気持ちから出た言...
日常

Sky View Trail 試走会に参加しました

週末、群馬県の武尊山(ほたかやま)を舞台とする「Sky View Trail」の試走会に参加しました。今回走ったのは、大会の中でも核心部とされる武尊越えを含む約25kmのルートです。コースは登りはじめはまだ走れる斜面が続きますが、標高を上げ...
精神医学・精神医療

向精神薬の使用について考える

抗うつ薬が、適切に診断された「うつ病」の治療に有効であることは、私も20年以上の臨床経験を通じて実感してきました。適切に用いられた薬によって救われた方は少なくありません。しかし近年では、「気分が落ちる」「やる気が出ない」といった訴えに対し、...
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