「可能性は無限」と聞くと、かえって身動きが取れなくなることがあります。
頭の中では選択肢がいくらでも思い浮かぶのに、実際に選べるのは今日の行動ひとつだけです。
思考は無限、行動は有限
- 思考の世界:もし〇〇だったら? 本当にこれでいい?──終わりのない問いが頭を占領。
- 現実の世界:今日やること、今いる場所、流れる時間はすべて限られている。
無限の可能性を怖れると、現実の一歩がますます踏み出しづらくなります。
有限性に足をつける
- 目の前の選択肢に絞る
あれこれ比べる前に、「今ここで選べる行動は何か」を書き出す。 - 小さく試す
正解探しより「試して学ぶ」を優先。動いてみて初めてわかることが多い。 - 時間を区切る
決断にタイムリミットを設けると、思考の迷路から抜けやすい。
行動が思考を整える
実践を重ねるうちに、
「限られた中で十分やれている」
「とりあえず動けば次が見える」
という実感が体に染み込み、過剰な不安が和らぎます。森田療法が説く「行動によって感情は自ずと変容する」原理そのものです。
まとめ
- 思考は無限、現実は常に有限。
- 迷ったら、今選べるひとつを決め、期限内に行動。
- 繰り返し動くことで、不安より自由が大きくなる。
可能性に押しつぶされそうなときほど、「この瞬間にできる一歩」に集中してみてください。
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