先日、私が企画した「屋外清掃セラピー」の第2回目を実施しました。今回は、事前にお声かけしていた中から3名の方が参加してくださいました。
「屋外清掃セラピー」って?
この活動は、森田療法の実践にもとづく、屋外でのグループ活動です。
敷島公園や利根川の河川敷周辺を歩きながら、ゴミを拾うという、とてもシンプルな内容です。でも、この「ただの清掃活動」には、いくつもの意味があります。
歩きながら、でも急がずに
以前、「歩きながらカウンセリング」を思いつきましたが、私はつい早足になってしまうタイプ。
その点、ごみを拾いながら歩くと、自然とペースがゆっくりになり、会話をしたい方とは無理なく話ができるちょうど良いテンポになります。もちろん、話すことが気乗りしない方は、黙々と清掃に集中しても構いません。
これは、「あるがまま」の気分や身体の状態を否定せず、できる行動をそのまま行う――まさに森田療法の基本姿勢に通じるものがあります。
社会の中で生きるということ
この活動は、体力に自信のない方でも無理なく参加できるアウトドア体験です。
そして何より大切なのは、「社会は人間同士が迷惑をかけ合う場でもある」という実感を得られること。
誰かが出したゴミを、知らない誰かが拾う。
そんな現実の中で、自分の居場所や役割を感じるきっかけになることもあるのです。
サークルのように広がっていく未来
この屋外清掃セラピーを皮切りに、登山部・ランニング部・園芸部など、いろいろな形の自然活動が増えていけばと考えています。
そして、いずれは私が関与しなくても、自然に人が集まり、活動が続いていくような「こころのサークル」が育っていけば――それが私の願いです。
企画アイデア、大歓迎!
ブログを読んでくださっている皆さんも、「こんな活動があったら参加したい」「こんなアイデアがある」など、ぜひお気軽にご提案ください。
一緒に、「行動することでこころを整える」活動を広げていきましょう。
コメント