内側のペースで進むということ

日常

先週末、私がこれまで何度もトレーニングを重ねてきた水沢山で、チームトレイルヘッドの練習会が行われました。参加者はA・B・Cの3つのチームに分かれ、それぞれのペースで山に入ります。

その朝、私はあまり良いコンディションではないと感じていました。先週のラグビーOB戦以降、足首や足底に痛みが残っており、練習強度も落としていたところです。加えて、スギ花粉の影響もあったのかもしれません。迷いながらも、今回はBチームを選択しました。

しかし、登りの7割ほどのところで、明らかに身体がついていかなくなりました。本来であれば心拍数が160〜170まで上がる場面で、130台にとどまっています。幹にもたれかかるようにして座り込み、視界が少し暗くなる感覚がありました。

補給をして呼吸を整えると、幸いすぐに回復しました。少し先で待ってくれていたチームメンバーには、Cチームで進むことを伝え、先に行ってもらいました。その後は無理をせず、自分のペースで進み、2周目も大きなトラブルなく終えることができました。

おそらく、コンディションが整っていれば、Bチームのまま進むことはできたと思います。しかし、そうでない日もある。頭では「行けるはず」と思っても、身体は正直です。外側のペースに合わせようとすると、どこかで無理が生じます。

本来、助けになるはずの周囲のペースや声かけも、時に自分の内側の感覚を見失わせる要因になります。だからこそ、その日の身体の状態に耳を傾け、自分のペースを選び直すことが大切なのだと思います。

これは、日常生活や社会生活にも通じる感覚ではないでしょうか。私たちは多くの場合、誰かと協働し、社会の中で役割を果たしています。その中で、知らず知らずのうちに「外側のペース」に合わせ続け、自分の内側のリズムを見失ってしまうことがあります。

トレイルで感じた今日の実感を、あえて言葉にするならこうなります。

「トレイルは、内側のペースが大切」

そしておそらく、人生も同じです。

世の中には、さまざまな「Aチーム・Bチーム・Cチーム」があります。普段はAチームで活動している人でも、その日のコンディションによっては、あえて別のチームを選ぶことがあってよいはずです。

そのとき、「なぜ挑戦しないのか」と問われることもあるでしょう。それでも、自分の内側の感覚に従って選ぶことには意味があります。

今回の練習会で、私が最も強く学んだのは、その一点でした。

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