森田療法 考えすぎた心を、現実に戻す 診察の場で、「私はうつだと思います」「家族から、不安障害じゃないかと言われました」このようにお話しされる方は少なくありません。うつ、不安、トラウマ、ストレス、パニック、発達障害、愛着障害――。これらの言葉は、今では日常会話の中でも当たり前に... 2025.12.23 森田療法精神医学・精神医療
精神医学・精神医療 自分の気持ちは“自分の言葉”で語ってみる ある日、出張で相談窓口に入ったときのことです。若い相談者が「自分は感覚過敏とゲーム依存とHSPだと思う」と話してくれました。「その言葉はどこで知ったの?」と尋ねると、身近な大人とSNSで見かけたという答えが返ってきました。そこで私は、日々ど... 2025.12.07 精神医学・精神医療
精神医学・精神医療 「気分が上がる・下がる」という表現について 最近よく耳にする言葉に「気分が上がる」「気分が下がる」というものがあります。友人との会話やSNSではよく使われていますが、精神科の診療場面ではあまり適切ではないと私は感じています。「上がる」「下がる」という表現には、どこか自分の外から気分を... 2025.08.21 精神医学・精神医療
精神医学・精神医療 「ストレス」とは本当は何か?――言葉を変えると、心が整理される 最近は、「ストレス」という言葉が日常的に使われるようになりました。診察室でも、患者さんからこんな言葉をよく耳にします。「上司の態度がストレスで…」「あの出来事が本当にストレスでした…」一見、よくある表現のように思えるかもしれませんが、この「... 2025.05.11 精神医学・精神医療
仁泉堂医院 「行動力がない」とは何か? ある患者さんが、「体力はあるんですが、僕は行動力が足りないと思うのです」と語ってくれました。私は「あなたのいう行動力とは、どういう意味でしょうか?」と尋ねました。すると、その方は「やったほうがいいと思っている作業があるのに、始めると大変だか... 2025.04.05 仁泉堂医院
人間・社会 「正しさ」とは何か? 〜戦隊シリーズの歌詞から考える〜 以前の記事で、戦隊シリーズの歌詞にある「強さは力じゃないのさ、男らしさと正しさだ」という一節を取り上げ、「男らしさ」について考えました。今回は、その続きとして「正しさ」とは何かを考えてみたいと思います。この歌詞は、あくまで戦隊シリーズの世界... 2025.03.24 人間・社会
日常 「心の持ち方」で人生は変わる? 先日、ある卒業式に出席する機会がありました。その中での式辞で、「心の持ち方で人生は変わる」という言葉が引用されていました。この言葉、一見すると前向きで励まされるように感じるかもしれません。しかし、森田療法的な視点から見ると、少し危うい側面が... 2025.03.16 日常森田療法
日常 「できない」は自己暗示? 〜ランニングから学んだこと〜 限界を決めていたのは自分だった先日、ランニングの練習会に参加しました。練習メニューは「4分半/kmのペースで10km走る」というもの。これまで5分半〜6分/kmでしか走ったことがなかった私は、「そんなスピードで走り続けるのは無理だろう」と思... 2025.03.08 日常運動
人間・社会 太陽戦隊サンバルカンの歌詞に学ぶ、自己実現と「男らしさ」という言葉の意味 「強さ」とは何か?戦隊シリーズから考える「男らしさ」という言葉先日のブログ記事で「強さとは何か」について考えた後、私の中である記憶が呼び起こされました。それは、子どもの頃に夢中になった戦隊シリーズ『太陽戦隊サンバルカン』です。このシリーズの... 2025.02.14 人間・社会文学・芸術
仁泉堂医院 「神経症」と「不安症」の違いを考える:当院で神経症という言葉を用いる理由 「神経症」という言葉は、20世紀初頭、フロイトの時代から使われてきました。この概念は、「脳そのものの疾患ではなく、心理的や環境的な影響による精神的不調」を表すものとして発展しました。同時代の森田正馬も、ヒポコンドリー基調(身体の不快感に敏感... 2025.01.13 仁泉堂医院森田療法精神医学・精神医療