感情

森田療法

「好きではない」と言ってみる

感情・感覚に沿って言葉を選ぶこれまで私は、「よい・悪い」よりも「好き・嫌い」を大切にしよう、ということを書いてきました。ただ、「好き」「嫌い」という言葉は、ときに強く響きすぎることもあります。英語でも、I hate it. よりもI don...
人間・社会

「働かない同僚が許せない」と思ったときにできること

同じ職場で働くなかで、「自分よりも働いていないのに、同じ給料をもらっている同僚がいる」――そんな状況に、モヤモヤしたり、イライラした経験がある方は少なくないと思います。その気持ちは、とても自然なものです。「もっとこうしてほしい」と思うことも...
精神医学・精神医療

「ストレス」とは本当は何か?――言葉を変えると、心が整理される

最近は、「ストレス」という言葉が日常的に使われるようになりました。診察室でも、患者さんからこんな言葉をよく耳にします。「上司の態度がストレスで…」「あの出来事が本当にストレスでした…」一見、よくある表現のように思えるかもしれませんが、この「...
日常

「心の持ち方」で人生は変わる?

先日、ある卒業式に出席する機会がありました。その中での式辞で、「心の持ち方で人生は変わる」という言葉が引用されていました。この言葉、一見すると前向きで励まされるように感じるかもしれません。しかし、森田療法的な視点から見ると、少し危うい側面が...
精神医学・精神医療

心理療法を有意義にするために大切なこと

人は誰かに自分の感情を吐き出すことで、一時的に楽になったように感じるものです。そのため、精神科医や心理療法家のもとを訪れたとき、無意識のうちに感情のはけ口としてセラピストを使ってしまうことがあります。しかし、こうした関わり方は、せっかくの専...
日常

社会制度と憂鬱さから距離を取るために

社会制度に関わる仕事をしていると、時折、憂鬱な気分に陥ることがあります。本音を隠しながら過ごす時間が長くなるせいかもしれません。制度というものは建前を前提としている部分が多く、その矛盾と向き合い続けることには心の負担を感じます。そんな中、私...
森田療法

感情を放っておくという選択

感情という如何ともしがたいもの怒りや恨みといった感情は、理性や論理で簡単に解決できるものではありません。たとえば、損害賠償訴訟で金銭的な解決が図られたとしても、それによって怒りや恨みそのものが消えるわけではないことが多いように感じます。歴史...
コミュニケーション

解決には時間と手間がかかるもの

私の診療では、人間関係の問題に対して安易な解決策を取ることは避けた方が良いと考えています。ここに示すのは、あくまで私自身の価値観と行動指針です。安易な解決策には、相手に脅威を与えて行動を促す方法が含まれます。例えば、怒りや暴力で相手を従わせ...
仁泉堂医院

感情が伝染する理由

「夫がイライラしていると、それが自分にうつるのが嫌なんです」とある女性患者さんがおっしゃいました。「イライラって、どうして伝染するんでしょうか?」という質問に対して、私は次のように答えました。群れを成す動物にとって「感情」は、群れ全体の生存...
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