制度

人間・社会

社会の決まりと、どう付き合うか

多くの人は、中学や高校の頃に「校則」と付き合った経験があると思います。制服の着方、髪型、靴下の色。今振り返ると、「そこまで決めなくてもいいのでは」と思うような細かい決まりもありました。皆さんは、そのときどうしていたでしょうか。きちんと守って...
人間・社会

矛盾のある世界で、どう生きるか

私たちは、ときどき「世の中って、なんだかおかしいな」と感じることがあります。人間はもともと、矛盾を抱えた存在です。そして、その人間が作った社会や制度も、やはりどこか矛盾を含んでいます。たとえば、交通事故で毎日のように人が亡くなっているのに、...
仁泉堂医院

野外災害救急法を学んで気づいた、心のケアに必要な“時間”の感覚

先週、クリニックを数日お休みして、ウィルダネスメディカルアソシエイツ(WMA)が主催する野外災害救急法を学んできました。山岳地帯や災害時など、都市型の救急システムにすぐアクセスできない状況で、どう命をつなぐか——そのための理論と実践です。受...
日常

「死んでいるのに、生きていることになっている」

トレイルランニング仲間が冗談まじりに言いました。「もし山で死んで、遺体が見つからないとさ。法的には“死亡”にならなくて、ローンの補償も降りないんだよ。家族に迷惑かけるから、発信機つけてるんだ。」その瞬間、胸の奥に奇妙な引っかかりが残りました...
人間・社会

上の世代から「受け継ぐもの」と「受け流すもの」

私たちは、上の世代――親や祖父母、職場の先輩など――から、数多くの「教え」や「価値観」を受け取ります。それらは、ときに人生を支える知恵になり、ときに私たちを苦しめる呪縛にもなります。大切なのは、それを丸ごと受け入れるか、反発するかではなく、...
人間・社会

「動物園の動物」と「野生の動物」──神経症との意外な関係

私は時折、動物園で暮らす動物たちを眺めながら、「この子たちは幸せなんだろうか?」と、思うことがあります。餌ももらえる、天敵にも襲われない、医療も整っている。それでも、彼らの目がどこか遠くを見つめているように感じるのは、私だけでしょうか。■ ...
森田療法

「生き方」を見つめ直す勇気 〜心の回復のために〜

精神科を訪れる方々と日々向き合っていると、「今のままの生き方を変えたくない」という強い気持ちに触れることがあります。これは一見すると「頑固さ」とも感じられるのですが、よくよく話を聞いてみると、それまでの人生で培ってきた信念や価値観に深く根ざ...
人間・社会

制度が感謝を遠ざけるとき

私たちの暮らしは、さまざまな「制度」によって成り立っています。信号機があって交通の流れが整い、曜日ごとにゴミが決まった時間に回収され、水道や電気が当たり前のように使える。こうした仕組みは、現代社会の恩恵そのものです。けれども、時に疑問に思う...
人間・社会

「正しさ」とは何か? 〜戦隊シリーズの歌詞から考える〜

以前の記事で、戦隊シリーズの歌詞にある「強さは力じゃないのさ、男らしさと正しさだ」という一節を取り上げ、「男らしさ」について考えました。今回は、その続きとして「正しさ」とは何かを考えてみたいと思います。この歌詞は、あくまで戦隊シリーズの世界...
人間・社会

自分で対処できる安心感 〜海外の価値観と医療DXへの思い〜

先日、海外出身の男性を診察したときに、興味深い話を伺いました。彼の出身国では、車の修理を自分でできることが当たり前なのだそうです。広大な草原や砂漠が広がるその国では、もし砂漠の真ん中で車が故障してしまったら、自分で修理できなければ命に関わる...
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