仁泉堂医院 薬を「なるべく使わない治療」と「全く使わない治療」の違い 薬はなるべく使いたくない——そう考える患者さんや医師は少なくありません。実際、薬の使用を最小限にとどめ、自然な回復力を生かしたいという願いは、誰にとっても共感できるものです。しかし、治療が行き詰まったとき、医師も患者も、つい薬に意識が向いて... 2025.10.22 仁泉堂医院精神医学・精神医療
日常 障害物は、人生の一部としてあるもの トレイルを走っていて、横に伸びていた太い枝に頭を思い切りぶつけたことがある。「しまったなあ」と思いつつ、そのまま通り過ぎた。もしこれが街中だったらどうだろう。工事現場の鉄パイプに頭をぶつけたなら、「頭上注意の札くらい付けておいてよ」と不満の... 2025.10.20 日常
日常 自分の実力を知るということ 昨日、トレイルランニング専門店・トレイルヘッド伊勢崎ベースのオーナー・高田さんと、上州武尊山のレースを一緒に振り返る機会がありました。話の中で、私が「前半はあえて予定より速く走らないようにしている」と伝えると、高田さんはこう言いました。「佐... 2025.10.18 日常運動
運動 仲間が火を灯すとき 昨日の練習会「大和練」で、ジョギング中にチームメイトと話していました。これまで3回のフルマラソンはいずれも4時間30分前後。「もうフルマラソンは向いていないのかもしれない」と、半ばあきらめるような気持ちで話していたのです。すると彼は、「あき... 2025.10.16 運動
人間・社会 人間の矛盾をそのままに見る 診療をしていると、日々あらためて感じることがあります。それは、「価値判断を加えず、ただ事実そのものを“こんなものだ”と見ることの大切さ」です。私たちはつい、物事に「良い」「悪い」というラベルを貼ってしまいます。しかし、よく見れば、良いも悪い... 2025.10.14 人間・社会精神医学・精神医療
仁泉堂医院 メディカルランナーとしての10kmレース 本日、10kmのレースにメディカルランナーとして出場しました。コース上では、途中2名のランナーが道の横に逸れて歩いているのを見かけ、体調を確認しました。幸い、お二人とも「歩けば回復できそう」とのことだったので、そのまま走り続けました。医療者... 2025.10.12 仁泉堂医院日常運動
森田療法 パラドックスの力 ― 徹底の果てに見えるもの 世の中には、一見すると矛盾しているように見えて、実は深い真理を含んでいる現象があります。いわゆる「パラドックス(逆説)」です。入院森田療法の「絶対臥褥」も、その代表例でしょう。患者は動くことを禁じられ、ただ横になって過ごします。一見、非生産... 2025.10.10 森田療法
森田療法 「熟睡信仰」にとらわれない 「熟睡できなかった次の日は眠い、熟睡できればスッキリ起きられる」そう信じている人は多いように思います。けれど私自身は、熟睡できた翌日の午前中ほど、むしろ眠気を感じることがよくあります。それでも、仕事の能率が落ちるわけではありません。体はまだ... 2025.10.08 森田療法精神医学・精神医療
森田療法 流れに導かれて動くとき 先日、森田療法学会に参加してきました。発表のことはひとまず置いておいて、印象に残ったのは、学会懇親会で偶然隣に座った先生との出会いでした。話題は「内発的な行動は、どのように生じるのか?」というテーマ。お互いの臨床経験をもとに議論が盛り上がり... 2025.10.06 森田療法
自然適応療法 追い込むことと休むこと、その狭間で育つもの ランニングの世界には「ポイント練習」と呼ばれるものがあります。心肺機能やスピード持久力を高めるための強度の高い練習で、コーチからはよく「追い込んでください」と声がかかります。私自身、学生時代までは球技ばかりで、走る練習は専ら基礎体力づくり程... 2025.10.04 自然適応療法運動