日常

料理に食器、季節に服、そしてレースにシューズ

明日、伊豆半島で行われる伊豆トレイルジャーニー(ITJ)に出走します。今回挑むITJは、赤城山や上州武尊のような急登・急下が続くレースとは性質が大きく異なります。林道が長く、山登りの要素よりも「ランニングとしての走力」が問われるコースです。...
仁泉堂医院

安定を維持しようとすることは、自分の中に“鉄格子”をつくることかもしれない

ある患者さんが、別の医療関係者から「仁泉堂の医者は思い切ったことをしましたね」と言われたと話してくれました。指しているのは、仁泉堂が薬物療法を一切行わないという方針です。その時、私の口から自然に出たのが、「安定を維持しようとすることは、自分...
日常

季節のゆらぎを受け入れて

12月に入り、どうにも元気が出ません。毎年のことなので、「ああ、今年もこの季節が来たな」と思うのですが、それでもやはり心と体が重く感じます。運動も食事も、それなりに整えているのに、自然の流れには抗えないようです。朝はなかなか布団から出られず...
精神医学・精神医療

自分の気持ちは“自分の言葉”で語ってみる

ある日、出張で相談窓口に入ったときのことです。若い相談者が「自分は感覚過敏とゲーム依存とHSPだと思う」と話してくれました。「その言葉はどこで知ったの?」と尋ねると、身近な大人とSNSで見かけたという答えが返ってきました。そこで私は、日々ど...
仁泉堂医院

「死んでも、生き様が残る」——ある患者さんから教わったこと

「死んでも、生き様が残る」——ある患者さんから教わったこと以前、当ブログでは「人間はどうせ死ぬとわかっているのに、なぜ頑張れるのか」という問いについてお話ししたことがあります。私自身も、生きる意味は一つに決まるものではなく、「ただ目の前の問...
仁泉堂医院

野外災害救急法を学んで気づいた、心のケアに必要な“時間”の感覚

先週、クリニックを数日お休みして、ウィルダネスメディカルアソシエイツ(WMA)が主催する野外災害救急法を学んできました。山岳地帯や災害時など、都市型の救急システムにすぐアクセスできない状況で、どう命をつなぐか——そのための理論と実践です。受...
人間・社会

人間も自然の一部だから:行き過ぎを戻す“心のホメオスタシス”

―自然のバランスから学ぶ心のあり方―世の中には、「良い」「悪い」と評価される出来事があふれています。けれども、よくよく考えてみれば、ほとんどの事柄は “程度の問題” にすぎません。「過ぎたるは及ばざるがごとし」。これは自然界の基本原理でもあ...
仁泉堂医院

子どもの問題に向き合う前に——まず大人の心を整える

学校医として相談を受ける中で、私は一つのことを強く感じています。子どもの行動を語る前に、大人自身の心の有り様が問われている。自傷、暴れる、登校を拒む——子どもの行動の意味を急いで解こうとする前に、まず大人の心にどんな感情が生じたのかを確かめ...
日常

「死んでいるのに、生きていることになっている」

トレイルランニング仲間が冗談まじりに言いました。「もし山で死んで、遺体が見つからないとさ。法的には“死亡”にならなくて、ローンの補償も降りないんだよ。家族に迷惑かけるから、発信機つけてるんだ。」その瞬間、胸の奥に奇妙な引っかかりが残りました...
仁泉堂医院

学びと雑巾 ― 心の吸収力を保つということ

年齢を重ねると「新しいことが入ってこない」と感じることがあります。けれど学びとは知識量ではなく、心の吸収力のことだと私は思います。心は雑巾に似ています。乾いていればよく吸い、濡れすぎればもう吸えません。疲れ・焦り・余裕のなさで心がいっぱいだ...
タイトルとURLをコピーしました