日常

子どもの頃の「残り掃除」の思い出から

私が小学生だった頃、昼休みに「掃除の時間」がありました。教室や家庭科室、廊下など、班ごとに持ち場が割り当てられていたのです。ある日、私の班が担当したのは校庭の掃除でした。同じ班の少年と、ゴミ拾い用のトングを竹刀に見立ててチャンバラを始めてし...
日常

レース前の長時間トレーニング

週末は、Sky View Trailに向けて「長時間の活動に身体を慣らす」ことをテーマに過ごしました。ウォーキング3時間、ランニング2時間。計5時間の動きでしたが、大きな痛みや不調なく終えることができました。ここから本番までの4日間は、疲労...
森田療法

第42回森田療法学会での発表のお知らせ

来る 10月4日、第42回森田療法学会 で発表することになりました。今回の開催地は札幌です。北海道は意外にも森田療法が盛んな地域であり、これからの森田療法を担う田所先生が大会長を務め、「症状を取ろう取ろうは、徒労です」で知られる芹澤先生、ユ...
日常

「敵わない」と思う瞬間から

これまで私は、数えきれないほどの場面で「敵(かな)わないな」と感じてきました。音楽に触れたとき、学力試験の点数を見たとき、スポーツでの競い合いのとき。特に強く印象に残っているのは、大学院で研究を始めた頃のことです。研究の目的を私が一生懸命に...
森田療法

やめたとは言わない正直さ

「2ヶ月間、タバコを吸っていません。でも、やめたとは言いません。」診察の中で、ある方がそう語ってくれました。「やめた」と言ってしまえば、一生吸わないと未来を約束することになります。しかし未来のことは、誰にも保証できません。だからこそ、この方...
仁泉堂医院

シューズと人間の力

ランニングをする時、みなさんはどのようなシューズを選ぶでしょうか。クッション性が高く衝撃をしっかり吸収してくれるタイプもあれば、サポートを最小限にとどめ、足裏に路面の感覚をそのまま伝えてくれるタイプもあります。私は後者、つまりクッションの少...
運動

無理がきく身体で、無理なく走る

ランニングを趣味にしている方なら、一度は「VO₂max」「AT値」「ランニングエコノミー」といった言葉を耳にしたことがあるかもしれません。専門的には、マラソンなど長距離を速く走るための体力や効率を示す指標ですが、ここでは難しい説明はしません...
仁泉堂医院

言い訳はなぜしない方が良いか?

私たちは誰しも、うまくいかなかったときに「でも」「だって」と言い訳をしたくなるものです。失敗や不安を、少しでも軽く見せたい、責任を外に置きたい――そんな心の働きは自然な防衛反応といえます。しかし、森田療法の創始者・森田正馬は、この「言い訳」...
人間・社会

ジョーカーというカード

「トランプのカードで、どれが好きですか?」と聞かれたら、私は迷わずジョーカーと答えます。多くのカードはゲームの中で序列が決まっています。エースが一番強かったり、数字が大きいほど価値があったりと、役割が固定されているのです。しかし、ジョーカー...
日常

庭と畑とランニングのバランス

トレイルランニングのトレーニングは順調で、長く悩まされていたハムストリングス付着部の痛みも回復に向かっています。9月下旬のスカイビュートレイルに向けて、良い兆しを感じています。思い返すと、昨年の秋は足首や膝の痛みに悩まされ、思うように走れま...
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