目標を変える勇気:マラソンからの気づき

日常

以前、マラソンを走ったときは4時間30分ほどで完走しました。今回のレースでも同じくらいの記録、もしくは記録更新を目指してスタートラインに立ちました。序盤は快調でしたが、24km地点で脚が動かなくなり、歩き始めました

マラソンには「ペーサー」と呼ばれる目標タイムで走るランナーがいます。私は4時間30分のペーサーについていこうと粘りましたが、27km地点で再び歩くことになりました。トレイルランニングの経験から、「少し歩けば回復してまた走れるかもしれない」と期待しましたが、今回は走る力が戻りません。

その間、次々と他のランナーに追い抜かれ、沿道からの「ナイスラン!」の声もむなしく感じられました。ついには5時間ペーサーにも追い越され、「こうなったら自分の脚でゴールに着くことだけを目指そう」と気持ちを切り替えました。結果、5時間19分で完走――いや、完歩と言ったほうが正確かもしれません。

疲労と現実を受け入れる

今回の反省点を挙げるなら、トレイルランニングのレースから2週間しか経たないうちに疲労が抜けきらない状態でスタートしたこと。そして、その状態に見合わない目標タイムを掲げたことです。

改めて気づいたのは、自分の能力や体調は常に一定ではないということです。疲労が残っているときには、それに応じた現実的な目標と計画を立てることが大切です。これはマラソンだけでなく、仕事や生活にも通じる考え方だと思います。状況に応じて自分のペースを見直し、無理をせずに進む――その柔軟さが求められるのではないでしょうか。

次のレースでは、この教訓を胸に、もっと自分をいたわる走りを目指そうと思います。

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