社会の決まりと、どう付き合うか

人間・社会

多くの人は、中学や高校の頃に「校則」と付き合った経験があると思います。

制服の着方、髪型、靴下の色。

今振り返ると、「そこまで決めなくてもいいのでは」と思うような細かい決まりもありました。

皆さんは、そのときどうしていたでしょうか。

きちんと守っていた人。

少しだけ工夫して、目立たない範囲で外していた人。

あるいは、正面から反発していた人もいるかもしれません。

大人になってから振り返ると、あの経験は「社会の決まりとどう付き合うか」をトレーニングする機会だったのかもしれません。

規則というものは、本来、複数の人が集まって生活するときに、争いや奪い合いを減らすために作られるものです。

安全に暮らすための、一種の道具とも言えるでしょう。

しかし、規則というのは一度できると、なかなか止まらないという面もあります。

かつて日本には、患者の隔離を定めた らい予防法や、障害などを理由とした不妊手術を認めた 優生保護法といった法律がありました。

いまでは人権の観点から強く批判されていますが、制度として停止されるまでには長い時間がかかりました。

規則は、本来は必要なときに作り、状況が変われば見直されるもののはずです。

ところが現実には、一度できた規則がそのまま残り続けてしまうことも少なくありません。

社会の中で生きる以上、規則を完全に無視して生活することはできません。

しかし同時に、規則に縛られすぎると、状況にそぐわなくなってしまうこともあります。

社会の中で生きながらも、必要以上に縛られすぎない。

規則に従う場面もあれば、少し距離を取る場面もある。

その都度、自分なりの形で付き合っていくことが大切なのかもしれません。

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