「好き嫌いをするんじゃありません!」と言われて育つと

人間・社会

多くの人が、子ども時代に言われた経験があるかもしれません。

「好き嫌いをするんじゃありません!」

この言葉には、大人の側の善意が込められています。

栄養を摂ってほしい、偏りなく育ってほしい。

その思い自体は、とても自然なものです。

しかし、子どもの心に刻まれるメッセージは、少し違うこともあります。

  • 好き嫌いを感じてはいけない
  • 嫌いと言うと怒られる
  • 嫌いな気持ちは隠すもの
  • 自分の感覚より、周囲に合わせることが大事

この受け取り方は、のちに「本音を言いにくい」「嫌いを認めると罪悪感が出る」という生き方につながることがあります。

■本当に伝えたかったのは、こういうことだったのでは?

もし、この言葉を言い換えるとしたら、こうなるのではないでしょうか。

「好き嫌いは誰にでもあるよ。

でも、嫌いなものを完全に拒んでしまうと、体に必要な栄養や、大事な体験まで逃してしまうことがあるんだ。」

こうした言葉であれば、

  • 好き嫌いがあることは自然
  • でも、世界を少し広げてみると良い
  • そのための“挑戦”をやさしく勧める

という、柔らかいメッセージとして届きます。

■大人になってからこそ、もう一度「好き嫌い」を取り戻す

大人になるほど、「好き嫌いを言ってはいけない」という思い込みは強くなります。

しかし、嫌いを嫌わず、好き嫌いを丁寧に扱うことは、

良い/悪いの判断から離れて生きるうえでとても大切です。

その結果として、

「本当はこう感じていた」という自分の内側の声に気づくことができ、

罪悪感に縛られない、自然な選択がしやすくなっていきます。

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