内側と外側の比較を両輪にした成長戦略

日常

― 上州武尊 Sky View Trailに向けて ―

私にとってトレイルランニングの魅力は、山を走る爽快感だけではありません。

自分の中に眠っている力を、レースという舞台でどこまで引き出せるかを試すことに、大きな意味があります。

その過程には、いつも二つの比較があります。

1. 内側の比較 ― 過去や理想の自分との距離

「去年より速く登れた」「以前より長く走り続けられた」という経験は、自分の限界を少しずつ広げてくれます。

山のレースでは、長い登りや不安定な下り、天候の変化など、平地では味わえない条件が重なります。

今シーズンの目標レース Sky View Trail(約80km・累積標高差4,000m) では、この内側の比較を研ぎ澄まし、登りでの持久力や下りでの安定感を高めることに力を注ぎます。

2. 外側の比較 ― 他者という鏡

レース後に発表される順位や「Itraパフォーマンスインデックス」という国際指標は、自分が同じ舞台で走った他のランナーと比べて、どの位置にいるのかを示してくれます。

他人との比較は、時に自信を揺らすこともありますが、視点を変えれば「まだ伸びられる」という確かな手がかりになります。

今回のSky View Trailでは、この外側の比較を味方につけ、Itra指数550以上という具体的な数字を狙っていきます。

両輪のバランス

過去の自分との比較だけでは世界が閉じてしまい、他人との比較だけでは迷いが生まれます。

その両方を行き来しながら、心身を鍛えていくこと。

それこそが、私がトレイルランニングを続ける大きな理由の一つです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました