心のトレーニングにも「チーム分け」があるとしたら?

仁泉堂医院

毎週、私はランニングの練習会に参加しています。自分のその日の体力や調子に合わせてチームが分かれていて、それぞれ決められたペースで走るスタイルです。A〜Cのチームに分かれ、ペース走やビルドアップ、インターバルなどのメニューをこなしていきます。

終盤にはスピードを上げて力を出し切るような内容もあり、決して楽ではありませんが、それを繰り返すことで少しずつ速さも持久力もついてくる実感があります。

心もまた、同じように鍛えられる。

私は、心も体と同じように、段階に応じたトレーニングが必要だと思っています。

たとえば、日常の中で少し苦手なことにあえて挑戦してみたり、自分の気持ちを整理してみたり。そうした「少しがんばること」の積み重ねが、心のしなやかさや粘り強さを育てていくのではないでしょうか。

調子が優れないときには、ランニングのチームを調整するように、自分に合った方法を選び直すことも大切です。心のトレーニングにも、そのときどきに合った強度やリズムがあるはずです。

心にも、適切な「場」と「方法」を。

私たちのメンタルトレーニングセンターでは、そうした“心の鍛錬”を専門的にサポートしています。ただ悩みを話す場ではなく、自分の力を少しずつ育てていく実践の場でもあります。

ランニングによって体が変わっていくように、心もまた日々の取り組みの中で確かに変わっていく。

そんなプロセスを、一緒に歩んでいけたらと思っています。

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