トイ・ストーリーと私たちの人生 〜おもちゃの視点から見えてくるもの〜

人間・社会

皆さんは、ディズニー/ピクサーのアニメ映画『トイ・ストーリー』をご存じでしょうか。

ウッディやバズ・ライトイヤーといったおもちゃたちが、持ち主の少年アンディのもとで繰り広げる、友情と冒険の物語です。

作中でおもちゃたちは、自分たちなりの意思や目的を持ち、仲間と助け合いながら、自分の“世界”を一生懸命に生きています。けれども、人間であるアンディたちから見れば、彼らはただの「物」にすぎません。

そんな物語を見ながら、ふとこんなことを思いました。

もしかすると、私たち人間の世界も、それと似た構造なのではないか。

私たちは「自分の人生は自分で決める」と信じ、努力し、悩み、選択を重ねながら社会の中で生きています。しかし、自分の意思とは関係のないところで、思い通りにならないことも起こる。むしろ、その方が多いかもしれません。

そんなとき、ふと感じるのです。

私たちの人生にも、おもちゃの持ち主のような、“大きな存在”が関わっているのではないか。

もちろん、ここで言っているのは特別な何かや誰かではありません。

私はそれを、「自然の摂理」と呼びたいのです。

私たちの体も心も、自然の一部です。

季節や天候、体のリズム、感情の波。

それらはすべて、人間の都合では動かせない「流れ」であり、「法則」です。

社会の中で生きていると、私たちはしばしば、自分の意志や努力で何でもコントロールできるかのような感覚にとらわれます。でも実際は、自然の摂理の中で生かされている存在にすぎません。

トイ・ストーリーのおもちゃたちが、自分の世界で懸命に生きながらも、その背後にアンディという存在がいることを忘れないように、

私たちもまた、日々の選択や行動の奥に、「自然」という大きな枠組みがあることを見落としてはならないのかもしれません。

このことに気づけるかどうかで、私たちの生き方や心のあり方は、少しずつ変わっていくのではないか。

そんな思いを込めて、これから少しずつ、私自身の取り組みや実践をご紹介していきたいと思います。

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