2025-03

仁泉堂医院

診察室をハイテーブルに変えました──「立つこと」と「対話の場」

先週から、クリニックの診察室のテーブルをハイテーブルに変えました。これには2つの理由があります。1. 立って診察するという選択私はランナーとしてのパフォーマンス向上のため、月に一度トレーナーさんに診てもらっています。先日、そのトレーナーさん...
日常

運動にもバリエーションを──ラグビーをクロストレーニングに

先日、健康的な食事にはバリエーションが大切だという話を書きました。さまざまな食材を摂ることで、栄養バランスが整い、健康を維持しやすくなります。それならば、運動も同じではないでしょうか?私はトレイルランニングという競技をしています。一口にトレ...
ダイエット

健康的な食事は「バリエーション」から

私たちの体は、常に作り変えられています。たとえば、皮膚や血液の細胞は日々新しくなり、脳細胞のように再生しにくいものでも、その構成分子は入れ替わっています。そして、その材料となるのが「食べ物」 です。直接食事から取り入れた栄養をそのまま使うこ...
人間・社会

「正しさ」とは何か? 〜戦隊シリーズの歌詞から考える〜

以前の記事で、戦隊シリーズの歌詞にある「強さは力じゃないのさ、男らしさと正しさだ」という一節を取り上げ、「男らしさ」について考えました。今回は、その続きとして「正しさ」とは何かを考えてみたいと思います。この歌詞は、あくまで戦隊シリーズの世界...
コミュニケーション

マニュアルだけでは学べないこと——患者さんとの対話から

先日、ある患者さんとお話ししたときのことです。その方は最近転職し、新しい職場での仕事を始めたばかりでした。ところが、業務の手順がわからず、先輩職員に「一度やり方を見せてもらえませんか?」とお願いしたところ、「マニュアルを読めばできるはずだ」...
日常

ノーサイドの先にあるもの

大学医学部時代、私はラグビーに情熱を注いでいました。卒業してから23年の時が流れましたが、今でも現役の部員たちが定期的に試合結果や活動報告をOBである私たちに届けてくれます。そのおかげで、私は母校のラグビー部とのつながりを持ち続けています。...
森田療法

逃げるか?それとも立ち向かうか? 〜「選択する勇気」を持つことの大切さ〜

逃げてはいけないのか? 患者さんとの対話から診察の中で、対人関係の悩みや仕事の問題を抱えた患者さんから「逃げてはいけないのでしょうか?」と尋ねられることは少なくありません。このような問いに答える際には、「行動の選択」という視点を意識すること...
日常

「心の持ち方」で人生は変わる?

先日、ある卒業式に出席する機会がありました。その中での式辞で、「心の持ち方で人生は変わる」という言葉が引用されていました。この言葉、一見すると前向きで励まされるように感じるかもしれません。しかし、森田療法的な視点から見ると、少し危うい側面が...
ダイエット

糖質の摂取とメンタルヘルスの関係

近年、食生活とメンタルヘルスの関連が注目されています。特に、糖質の過剰摂取や炭水化物中心の食事が、抑うつ症状を悪化させる可能性があることは、複数の研究で指摘されています。その機序は未解明ですが、血糖値の急激な変動のほか、腸内細菌叢、酸化スト...
人間・社会

医師が人間である意味

AIとロボットが活躍する医療現代の医学は、AIやロボット技術の発展により、急速に変化しています。AIは膨大な医学データを分析し、診断精度を向上させ、ロボットは精密な手術を可能にします。こうした技術の進歩により、「医師は本当に人間である必要が...
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