人間・社会

人生という旅の進め方:目標達成と感覚を味わうバランスの大切さ

人生はしばしば旅に例えられることがあります。先日、旅の楽しみ方に2つのタイプがあるとお伝えしましたが、人生の進め方もまた同様に考えることができるのではないでしょうか。しかし、現代の社会では、どうしても目標達成型に価値が偏りがちだと感じます。...
人間・社会

旅の楽しみ方:感覚を味わうか、目標を達成するか

ある患者さんから旅の報告を聞いて、旅の楽しみ方には大きく二つのタイプがあるように思いました。一つは、感覚を大切にするタイプ。もう一つは、目標達成を重視するタイプです。前者は、寺社仏閣を訪れた際など、その造形美を味わいながら、当時の風景や背景...
日常

故障中でもできるトレーニング:ラッキングで脚力を維持する方法

「ラッキング」というスポーツをご存じでしょうか。おもりを背負ってウォーキングやハイキングを行うもので、体力づくりやトレーニングに適しています。現在、私は故障中で走ることができないため、登山靴と登山用バックパックを使って片道2.5kmの買い物...
人間・社会

引き算の美学:日本文化に宿る本当の自由

日本文化には「引き算の美学」という概念があります。茶道、華道、日本庭園、和食などに見られるように、足りない部分があるからこそ、そこに可能性を生み出し、人々が自由に想像を膨らませる余地が生まれるのです。空間に余白を残すことで、感じる側に委ねら...
日常

足首の故障

9月に参加した100kmマラソンの後、左足首に少し違和感を感じていました。そのまま先日のハーフマラソンに挑んだ結果、ついに足首を故障してしまいました。今はランニングが全くできない日々が続いており、正直なところ、残念な気持ちは否めません。しか...
人間・社会

心のメトロノーム

「心のメトロノーム」という表現は、ある患者さんが生み出した興味深い言葉です。メトロノームといえば、音楽の練習で一定のリズムを保つために使われる装置ですが、この患者さんは「社会のメトロノーム」「心のメトロノーム」「身体のメトロノーム」の3つを...
人間・社会

私という国家:外交と内政のバランスを見直す

「私」という主体と国家運営のような役割の関係について、10年ほど前に考えたことがあります。「私」はあたかも国家における政府のように、外界との関わり(外交)と自分自身、つまり身体や心(内政)を上手く管理しながら、バランスを取って生きようとして...
日常

畑からの教訓:やる気に頼らず、行動を積み重ねる

今年の6月、畑仕事に詳しい患者さんに、サトイモの栽培について相談しました。3年前に挑戦した際、収穫が少なく、今年こそリベンジをと思っていたのです。患者さんはナスなど手のかからない作物を勧めてくれましたが、私はどうしてもサトイモにこだわりたか...
人間・社会

仕事を「真剣に遊ぶ」という視点で見る: 成長を促す学びのヒント

週末に高校時代の友人と再会しました。彼は大学で働いており、学生が、学ぶことを楽しみながら積極的に行動できるようサポートするという信念を持っていることがわかりました。この考えには私も深く共感します。私も、患者さんが、行動することを楽しいと感じ...
仁泉堂医院

森田療法の伝統を受け継ぐ:患者同士の交流の場

森田正馬は、神経症を抱える患者さんたちと集まり、さまざまな問題について語り合う「形外会」を開催していました。この会の様子は、森田正馬全集にも記録されています。時にはピクニックに出かけ、自然の中でリラックスしながら話をすることもありました。私...
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