日常

鉢植えのアジサイと庭のアジサイ――回復のヒント

連休が明けてふと鉢植えのアジサイを見ると、花や葉がしおれていました。どうやら水やりを忘れてしまったようで、負担をかけてしまったようです。慌てて水をあげると、少しずつ元気を取り戻してくれましたが、それでも季節が進めばやがて花は朽ちていくでしょ...
精神医学・精神医療

暗闇だから見えた、一歩の大切さ ― トレイルと心の共通点

先が見えないことは、不安かもしれない。でも、見えないからこそ、心が折れずに進めることがある――。真っ暗な山道を走り続けたレースの中で、私は大切なことに気づきました。先月、私はトレイルランニングレース「Mt.FUJI 100 KAI 70K」...
仁泉堂医院

“このままでいいのか?”が、はじまりだった

人は誰しも、自分なりの「正しさ」を持っているものです。そして、その正しさがまわりの人たちと一致しているかどうか、つまり「多数派かどうか」を気にしてしまうことも少なくありません。けれど、本当に大切なのは、今この現実に向き合いながら、自分の中の...
自然適応療法

学び方はひとつじゃない──自然な選択が子どもを育てる

あるお子さんが、集団での学習が難しく、特別支援学級を利用していました。ところが、その支援学級の人数が15人を超えると、そこにも通えなくなってしまいました。支援学級は本来、一人ひとりに合った学びを保障する場所のはずです。しかし現実には、別の集...
森田療法

「睡眠障害は医療で治すもの?」――自然のリズムに立ち返る視点から

最近、「睡眠障害は医療機関にかかろう」というキャンペーンを目にする機会が増えました。確かに、睡眠は心身の健康のバロメーターであり、乱れた睡眠が続けば日中の活動にも支障をきたします。その意味で、「早めに相談を」というメッセージには一理あります...
仁泉堂医院

自然適応療法で後悔のループから抜け出す

うまくいかなかったときや、納得できない結果に直面したとき、人はつい「もしあのときこうしていたら」と考えます。けれど、その想像は現実では起きていない出来事です。存在しない過去に心を向け続けることは、自分を苦しめる原因になります。未来に対して「...
仁泉堂医院

自然適応療法のルーツと、その独自性について

―― 欧米の自然療法とは違う、日本生まれの「自然との向き合い方」「自然適応療法」という言葉を、私たちは最近使い始めました。名前から「ナチュロパシー」や「自然療法」といった欧米発のアプローチを連想される方もいるかもしれませんが、私たちの自然適...
仁泉堂医院

自然に適応するということ 〜私たちが取り戻せる力〜

前回までの記事では、「自然の摂理に耳を澄ます」ということについて考えてきました。これは、単なる考え方にとどまるものではありません。私自身、医療の現場で多くの方と向き合う中で、「自然のリズムを無視した暮らし」が、心や体の不調を引き起こしている...
仁泉堂医院

自然の摂理に耳を澄ます 〜私たちは何に生かされているのか〜

前回の記事では、「トイ・ストーリー」を通して、私たち人間もまた、自然の摂理という大きな流れの中で生きている存在かもしれない、というお話をしました。社会の中で生きていると、私たちはどうしても、物事を「人間の視点」からだけ見てしまいがちです。何...
人間・社会

トイ・ストーリーと私たちの人生 〜おもちゃの視点から見えてくるもの〜

皆さんは、ディズニー/ピクサーのアニメ映画『トイ・ストーリー』をご存じでしょうか。ウッディやバズ・ライトイヤーといったおもちゃたちが、持ち主の少年アンディのもとで繰り広げる、友情と冒険の物語です。作中でおもちゃたちは、自分たちなりの意思や目...
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