コミュニケーション

「わかってほしい」と思うとき──その苦しみを超えるために

「どうして家族はわかってくれないんだろう」「医者に話しても、何かズレている気がする」そんなふうに感じたことがある方は、少なくないと思います。誰かに自分のことを「わかってほしい」という思いは、心がつらいときほど強くなるものです。けれど、実はこ...
仁泉堂医院

過去に傷ついたあなたへ――未来は今、選べる

いじめられた体験があるから、不安で動けないんです。そんなふうに話す方が、私の外来にも来られます。とても自然な気持ちだと思います。あんな思いをもう一度するくらいなら、踏み出さないほうがいい。そう思ってしまうのは、むしろ心が健全に反応している証...
仁泉堂医院

心のトレーニングにも「チーム分け」があるとしたら?

毎週、私はランニングの練習会に参加しています。自分のその日の体力や調子に合わせてチームが分かれていて、それぞれ決められたペースで走るスタイルです。A〜Cのチームに分かれ、ペース走やビルドアップ、インターバルなどのメニューをこなしていきます。...
仁泉堂医院

【実施報告】第二回・屋外清掃セラピーを開催しました!

先日、私が企画した「屋外清掃セラピー」の第2回目を実施しました。今回は、事前にお声かけしていた中から3名の方が参加してくださいました。「屋外清掃セラピー」って?この活動は、森田療法の実践にもとづく、屋外でのグループ活動です。敷島公園や利根川...
人間・社会

上の世代から「受け継ぐもの」と「受け流すもの」

私たちは、上の世代――親や祖父母、職場の先輩など――から、数多くの「教え」や「価値観」を受け取ります。それらは、ときに人生を支える知恵になり、ときに私たちを苦しめる呪縛にもなります。大切なのは、それを丸ごと受け入れるか、反発するかではなく、...
コミュニケーション

親子関係にも「適切な距離」がある

はじめに親はどうしても子供のことが気になります。「学校で何かあったのかな」「悩んでいないかな」と、心配していろいろ聴きたくなるものです。しかし、子供が親にすべてを話さない時期が来るのは、ごく自然なこと。それは、子供の心の中で大切な変化が起き...
コミュニケーション

「人間関係の距離」は、自分で選べる

はじめに人づきあいにおいて、「ほどよい距離感」を保つのはとても大切です。しかし、それがうまくいかずに悩んでいる人も少なくありません。先日の診察では、保護者どうしの関係で「距離を取りたいけれど、どう振る舞えば良いのかわからない」という相談を受...
日常

ツツジ咲く赤城山で感じた、もうひとつの爽快感

週末は、赤城山でハイキングをしてきました。歩いたルートは、長七郎山、地蔵岳、鈴ヶ岳、出張山、薬師岳、陣笠山をめぐる約16kmのトレイル。赤城らしい起伏に富んだ道のりを、普段より時間をかけつつも、しっかりと歩きました。ちょうどツツジが咲き始め...
ダイエット

「壊して、つくる」──身体は分子レベルで日々、生まれ変わっている

私たちの身体は、毎日少しずつ壊れ、そして新しく作り直されています。この営みは「新陳代謝」と呼ばれ、筋肉や骨、皮膚、血液などの組織では、細胞レベルでの世代交代も行われています。けれども、すべての組織で細胞が入れ替わるわけではありません。たとえ...
人間・社会

誰が作ったのか、ちゃんと見えるモノのほうが安心できる

生産者の名前があると安心できる理由スーパーで野菜や果物を手に取ると、生産者の名前が書かれているのを見かけることがあります。あれを見ると、その野菜や果物がとても大切に育てられたものだと感じられ、自然と安心感が湧いてきます。きっと作った人が「自...
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