仁泉堂医院 ランニングフォームから見る「連動性」の重要性と精神科治療への応用 昨年、私はレースのたびに故障を繰り返す自分の課題を克服するため、ランニングクリニックに通い始めました。そのクリニックの院長である宮川浩太さんは、ランニングフォームについて非常に興味深い考えをお持ちで、ホームページには次のように記されています... 2025.01.27 仁泉堂医院森田療法
日常 栃木トレーニングトレイルレース2025冬に挑戦してきました! 先週末、みかも山公園で開催された「栃木トレーニングトレイルレース2025冬」に参加しました。昨年9月のウルトラマラソン後、故障に悩まされてきましたが、ランニングクリニックでフォームを見直し、ついに痛みを気にせず走れる状態に回復しました。この... 2025.01.25 日常
森田療法 森田療法の「あるがまま」を探求する:でも知的理解より体得が大事です 森田療法で用いられる「あるがまま」という言葉は、一見シンプルで明快に思えるかもしれません。しかし、実際には二つの異なる意味を内包しており、これがこの概念を深く、また捉えにくいものにしています。その二つの意味を理解することは、「あるがまま」が... 2025.01.23 森田療法
日常 社会制度と憂鬱さから距離を取るために 社会制度に関わる仕事をしていると、時折、憂鬱な気分に陥ることがあります。本音を隠しながら過ごす時間が長くなるせいかもしれません。制度というものは建前を前提としている部分が多く、その矛盾と向き合い続けることには心の負担を感じます。そんな中、私... 2025.01.21 日常
人間・社会 制度と個別性のジレンマを考える 教育や福祉をはじめとする制度は、社会の安定と円滑な運営を支える仕組みとして重要な役割を果たしています。しかし、その一方で、制度が存在する以上、一人ひとりの個別性が軽視されてしまうことは避けられません。制度とは「皆が従う」ことを前提としている... 2025.01.19 人間・社会
仁泉堂医院 減薬を進める上での新たな視点:患者さんからの学び 調子が悪い時こそ減薬を試す意味現在、減薬を進めている患者さんの一人が、風邪を引いて体調不良が続いていました。診察で私は、「体調が回復してから、次のステップとして、もう一段階薬を減らしましょう」と提案しました。しかし、その方は思いもよらない発... 2025.01.17 仁泉堂医院
仁泉堂医院 「眠れない」を症状と捉えることの矛盾について 森田正馬は「思想の矛盾」について次のように述べています。それは「こうありたい」「こうあらねばならない」という思考と、現実の結果が反対になり、矛盾することを指します。この考え方は、私たちがしばしば混同しやすい概念――主観と客観、感情と知識、体... 2025.01.15 仁泉堂医院森田療法
仁泉堂医院 「神経症」と「不安症」の違いを考える:当院で神経症という言葉を用いる理由 「神経症」という言葉は、20世紀初頭、フロイトの時代から使われてきました。この概念は、「脳そのものの疾患ではなく、心理的や環境的な影響による精神的不調」を表すものとして発展しました。同時代の森田正馬も、ヒポコンドリー基調(身体の不快感に敏感... 2025.01.13 仁泉堂医院森田療法精神医学・精神医療
仁泉堂医院 不安症(神経症)治療の国際基準と日本の現状:精神療法の重要性と私の実践 1. 日本の不安症(神経症)治療が抱える問題について不安症は現代社会で多くの人々が抱える課題ですが、その治療法は国によって大きく異なります。特に、日本では国際的に推奨されていない治療が一般的に行われている現状があります。本記事では、不安症治... 2025.01.11 仁泉堂医院精神医学・精神医療
日常 「私」はひとつではない 家にいる私と、診察室にいる私。同じ「私」でありながら、どこか違う。診察室の中でも、診療所の管理者としての私と、治療者としての私ではまた異なる面があるように感じます。さらにいえば、Aさんの診察中の私と、Bさんの診察中の私もまた違う。先月Aさん... 2025.01.09 日常