身体と仲良くなるトレイルランニングの魅力

日常

トレイルランニングは、私が愛してやまない山の中で行うマラソンのようなスポーツです。このブログが公開される頃、私はちょうどレースの真っ最中でしょう。

今回のコースは埼玉県の秩父・奥武蔵エリアを走る55kmの道程で、累積標高差は3000mに達します。途中には給水や休憩のためのエイドが4カ所用意されています。レースはサポート体制が整っており、遭難のリスクはほとんどありませんが、万が一の場合には自力で下山するための装備を背負って走ります。

このスポーツの魅力は、順位やタイムを競うことが主目的ではない点にあります。もちろん、上位を目指す選手もいますが、私の目標は制限時間内での完走です。山道を約12時間、身体との対話を続けながら進むこの時間が、トレイルランニングならではの喜びです。

「ここは歩こうか、少し走ってみようか」「休憩を入れて補給食を摂ろうか」「フォームは崩れていないか」「体温の調整はどうだろう」など、身体と意識の協調を繰り返し、進む道のりを楽しみます。ゴールは夜の20時過ぎになる予定なので、最後はヘッドライトをつけたナイトランになるでしょう。

身体と仲良くなり、一歩一歩を積み重ねる。そんな自然の中での自分との対話こそが、このスポーツの最大の魅力です。

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