身近なことを見つめ直す

人間・社会

先日、ある患者さんと話していて、2010年代にスマートフォンが普及したことで、インターネット利用が幼い子供から高齢者まで広がったのではないか、という話題になりました。SNSの浸透も、スマートフォンなくしては成し得なかったでしょう。かつてはTV番組の選択肢程度だったものが、今や無数の動画配信チャンネルやSNSが私たちの身近に広がり、地域を超えた情報や多くの人と簡単に繋がれる時代になりました。

その一方で、身近な人や物との関係が少しずつ薄れているのではないかと、ふと心配になることもあります。人間は、身近なものには親身になりますが、遠く離れた世界のことにはどうしても他人事として見がちです。戦争や災害、事故などのニュースを見たとき、皆さんもどこかでそう感じることがあるかもしれません。本当に私たちにとって大切なものや事柄は、もっと手の届く範囲にあるのではないでしょうか。もしかすると、今の時代は身近の範囲が広がりすぎてしまったのかもしれません。

そんなことを考えているうちに、このブログも、社会や制度について語るより、身近なこと、日常に目を向けていく方が良いのではないか、という思いが浮かびました。結局のところ、日常の中にこそ大切なことが詰まっているのかもしれません。

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