週末に高校時代の友人と再会しました。彼は大学で働いており、学生が、学ぶことを楽しみながら積極的に行動できるようサポートするという信念を持っていることがわかりました。この考えには私も深く共感します。私も、患者さんが、行動することを楽しいと感じ、積極的に生活を送ってほしいと考えています。
では、そのために必要なことは何でしょうか?知識をただ詰め込むことが教育ではない、という点には、多くの人が賛同するでしょう。私が考える答えは「真剣に遊ぶこと」です。ライオンの子供が狩りに出る前に、兄弟たちと取っ組み合いをして学ぶように、人間も遊びやスポーツを通じて成長します。知的機能や心の働きも同様に、遊びを通じて発達していくのです。
例えば、子どもがゲームで負けて大泣きする姿は、真剣に遊んだからこそ生まれるものです。学問や技術の習得も、実はこの「真剣な遊び」が成長を促します。大学受験を成功させる多くの人は、試験をゲームのように捉え、真剣に遊んでいるかもしれません。
大学は、まさに「学問を真剣に遊ぶ場」として捉えると良いでしょう。そして、教員自身がその姿を見せることが大切です。教員が真剣に学び、楽しんでいる姿こそが、学生への最高の手本となるのです。
私たちも、型にはまりすぎず、仕事を「遊び」として楽しむことが重要だと思います。そのためには、時に批判を受ける覚悟も必要かもしれません。しかし、そうした覚悟を持ってこそ、仕事に遊びの要素を取り入れられるのです。私も今日から、仕事に「真剣な遊び心」を取り入れることを意識していきたいと思います。
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