神経症治療に必要なもの:薬だけに頼らないアプローチ

仁泉堂医院

統合失調症や双極性障害と、不安症などの神経症では、治療のアプローチが大きく異なります。統合失調症や双極性障害は、症状が繰り返し悪化することで、認知機能が低下するリスクがあります。そのため、できるだけ早く治療を開始し、薬で脳の状態を安定させることが重要です。

しかし、このような治療方法を神経症(不安症)に当てはめるのは適切ではありません。薬は一時的に不安を和らげるかもしれませんが、状況を根本的に変えるためにはあまり役に立ちません。それどころか、対人関係や生活習慣を見直す大切な機会を逃してしまう可能性があります。

神経症は、「自分らしく生きられていない」というサインとも言えます。薬で一時的に楽になることもありますが、その先に待っているのは現状維持です。本当の意味で神経症を乗り越えるためには、心理療法が必要です。

仁泉堂医院では、森田療法を用いた外来診療で、神経症にアプローチしています。

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