自分の実力を知るということ

日常

昨日、トレイルランニング専門店・トレイルヘッド伊勢崎ベースのオーナー・高田さんと、上州武尊山のレースを一緒に振り返る機会がありました。

話の中で、私が「前半はあえて予定より速く走らないようにしている」と伝えると、高田さんはこう言いました。

「佐藤さんは、自分の実力をよくわかっているのですね。私はいつも最初に突っ込んでしまい、後半はバテバテです」と。

私も、最初から自分の力をわかっていたわけではありません。

むしろこれまでは、前半の好調に乗って突っ込み、後半は歩いてしまう──そんなパターンの繰り返しでした。

ようやく最近になって、自分の能力の範囲を冷静に見極め、無理せず走れるようになってきたのです。

レースで発揮できる力は、それまでのトレーニングで積み上げた分までです。

頭の中で「走れそう」とイメージしても、身体は現実に即してしか動きません。

長距離走に「まぐれ」や「ラッキー」はない──このことを、ようやく実感できるようになりました。

そして、自分の実力を知ることは、限界を決めることではなく、「どこを伸ばせばよいか」が見えてくることでもあります。

7月の私は、月間300kmを走ると疲労でオーバーしていました。

けれど今は、1日10〜15kmであれば毎日続けても体が持つようになっています。

積み上げの結果、少しずつ「走れる身体」に変わってきたのを感じます。

朝晩の冷え込みが強まるこれからの季節こそ、トレーニングを積み重ねるチャンスです。

自分の実力を正しく見つめ、焦らず、淡々と力を高めていきたいと思います。

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