あるお子さんが、集団での学習が難しく、特別支援学級を利用していました。ところが、その支援学級の人数が15人を超えると、そこにも通えなくなってしまいました。
支援学級は本来、一人ひとりに合った学びを保障する場所のはずです。しかし現実には、別の集団にすぎず、集団そのものが苦手な子どもにとっては、かえって負担となることがあります。
学びは本来、自然なものです。子どもは自らの好奇心とペースで育ちます。集団で学ぶことが合う子もいれば、ひとりで学ぶ方が力を発揮できる子もいます。
障害の有無ではなく、その子にとって自然な学び方を選べるようにすること。これこそが、子どもの力を引き出す本当の支援ではないでしょうか。
学び方はひとつじゃない。そうした当たり前の自由を、私たち大人が保障していくことが、今、求められていると思います。
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