2025-01

仁泉堂医院

不安症(神経症)治療の国際基準と日本の現状:精神療法の重要性と私の実践

1. 日本の不安症(神経症)治療が抱える問題について不安症は現代社会で多くの人々が抱える課題ですが、その治療法は国によって大きく異なります。特に、日本では国際的に推奨されていない治療が一般的に行われている現状があります。本記事では、不安症治...
日常

「私」はひとつではない

家にいる私と、診察室にいる私。同じ「私」でありながら、どこか違う。診察室の中でも、診療所の管理者としての私と、治療者としての私ではまた異なる面があるように感じます。さらにいえば、Aさんの診察中の私と、Bさんの診察中の私もまた違う。先月Aさん...
仁泉堂医院

「一周まわって、何とかなった」——患者さんの言葉に学ぶ人生の回復力

「病気をいっぱいしたから、一周まわって、何とかなったんですかね」これは、ある患者さんの口から出た、非常に印象的な言葉です。この方は数年来、私の元へ通院されていました。過去には睡眠薬や抗うつ薬の服用を続けており、治療の一環として薬を使わない選...
日常

筋肉と記憶の繋がりを感じた瞬間

先日、ランニングクリニックで股関節周囲の筋肉をトレーニングしている際、大学ラグビー部時代の記憶が次々と蘇りました。サインプレーの動き、スクラムで相手チームのプッシュに耐えた瞬間、さらには私のディフェンスミスで試合の流れを悪くしてしまった悔し...
仁泉堂医院

仁泉堂のマークに込めた想い

今日は、仁泉堂医院の開業時に私自身がデザインしたマークについて、お話ししようと思います。このマークは診察券や私の名刺にも使われており、ブログのサイドバーのプロフィール欄にも白地に緑色で記されています。このデザインは、「自分の尾に噛み付いてい...
文学・芸術

「犬も歩けば棒にあたる」の新解釈

2025年、新たな一年が始まりました。この節目に、「いろは」の「い」にちなむことわざ、「犬も歩けば棒にあたる」を改めて考えてみたいと思います。このことわざは、「江戸カルタ」の冒頭に登場するもので、次のような意味が挙げられます。① 出しゃばっ...
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