今年の6月、畑仕事に詳しい患者さんに、サトイモの栽培について相談しました。3年前に挑戦した際、収穫が少なく、今年こそリベンジをと思っていたのです。患者さんはナスなど手のかからない作物を勧めてくれましたが、私はどうしてもサトイモにこだわりたかったのです。
その患者さんからは、「最初から難しいことはせず、芽が出たら植えて様子を見ながら対応するのがいいですよ」とアドバイスをもらいました。実際にサトイモを植えましたが、周りの畑のサトイモがぐんぐん育つのを横目に、自分のサトイモはなかなか成長しません。手をかける気にもなれず、気づけば他の畑と比べて落胆している自分がいました。
診察では「他人と比べないことが大切」とよく話していますが、自分のこととなると難しいものです。とはいえ、本気で手入れをするでもなく、ただうらやんでいるだけでは、当然の結果とも言えます。
結局、畑仕事でも日々の積み重ねが大事だと再認識しました。やる気を待つのではなく、作物と向き合い、少しずつでも手を動かしていくことが必要なのだと実感しています。
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