「生き方を変えないとダイエットは成功しない」という記事で、ダイエットへのハードルを上げてしまったかもしれません。今回は、これからダイエットを始めたいという方のために、具体的なアドバイスを書いてみようと思います。
ダイエットの基本原則はシンプルです。「消費カロリー > 摂取カロリー」を実現すれば、体重は確実に減少します。私の場合は、[一日の消費カロリー]=[基礎代謝]+[運動エネルギー]=1800~2000kcalで、摂取量は食事を記録して健康管理をしています。では、具体的にどのように取り組むべきかを考えてみましょう。
5kmのウォーキングとご飯1杯のカロリー
約5kmのウォーキングで消費されるカロリーは、体重などの条件にもよりますが、おおよそ200~300kcalです。これはちょうどご飯茶碗1杯(150~180g)に相当します。ここで問題です。5km歩くのと、ご飯1杯を我慢するのと、どちらを選びますか?
おそらく多くの方は「ご飯を減らす方が楽」と考えるでしょう。しかし、「生き方を変えないとダイエットは成功しない」で紹介したとおり、ダイエット成功のカギは、食事だけに頼らないことにあります。
ダイエットはまず運動から始めましょう
結論から言いますと、ダイエットは運動から始めるのが効果的です。最初から5kmも歩く必要はありません。1~2kmのウォーキングからで十分です。ただし、これだけは知っておいてください。ウォーキングを始めたからといって、最初の1~2ヶ月で体重が劇的に減るわけではありません。むしろ、筋肉量の増加などで一時的に体重が増えることさえあります。
一方で、食事制限をきちんと栄養計算をして行えば、1ヶ月後には目に見える体重減少を感じられるでしょう。しかし、体は栄養を欲しがるため、長期間続けるのは難しくなります。その結果、次第に食事制限が苦しくなり、リバウンドしてしまうケースも少なくありません。
運動のメリット:身体と心の変化
ウォーキングを習慣にすると、心肺機能の向上や筋肉の増加、発汗など、さまざまな身体的な変化が現れます。そして、徐々に爽快感や充実感を感じるようになります。また、適度な運動には食欲を抑制する効果もあります。このように、運動はダイエットの土台を作るのに非常に適しています。
この段階まできたら、無理のない範囲で食事制限を始めてみましょう。運動習慣ができていると、体も心も安定し、無理なく食事をコントロールできるようになります。
ダイエットのステップを間違えないで!
ダイエットの第一段階は「運動習慣」を作ることです。第二段階が「適度な食事制限」です。この順番を間違えないようにしましょう。焦らず、一歩一歩進むことで、長続きするダイエットを実現しましょう。
コメント