ブログをご覧の皆さまにお知らせです。この度、「第41回日本森田療法学会」で発表を行うことになりました。2024年12月に、森田療法の創始者である森田正馬の生誕地・高知で開催される学会です。一般演題として採択された私の発表テーマは、「『あるがまま』が生むシステムの変化:森田療法の対人関係への応用」です。
「あるがままの姿勢」を理解することは、言葉で表現するのが難しい部分も多いかと思います。私自身、初めて森田正馬の著作『神経質の本態と療法』に触れたのは2010年、佐久総合病院に勤務していた時でした。しかし、その時は最初の数十ページを読んだだけで内容を理解できず、一旦読むのをやめてしまいました。
その後、2014年に家族療法やコミュニケーション理論、システム論に出会い、時間が経ってから再び森田正馬の著作を読み直したところ、ようやく「あるがままの姿勢」の本質に気づくことができたのです。
今回の発表では、本ブログで以前ご紹介した「悪循環から脱け出すための小話」も取り上げる予定です。私自身のシステム論的視点からの「あるがままの姿勢」について、多くの方々と共感や批判を通じて理解を深めていきたいと考えています。そして、高知での発表を、とても楽しみにしています。
詳細は、また追ってご報告いたしますので、どうぞお楽しみに。
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