古くから使われている抗不安薬(安定剤とも呼ばれることがあります)の多くは、ベンゾジアゼピン受容体作動薬です。これらは即効性があり、不安や緊張をすぐに和らげる効果が強い薬です。しかし、長期間使用すると精神的依存だけでなく、身体的依存も生じる可能性があります。そのため、急に薬をやめると、不安や焦燥感、頻脈、多汗、震え、せん妄、けいれん発作といった離脱症状が現れることがあります。
ベンゾジアゼピン受容体作動薬は、服用量や服用期間を最小限に抑えることが重要です。特に、内科や整形外科などで処方される場合は、患者自身が「薬の処方を断る」という意識を持つことが望ましいです。
コメント